子ダヌキ観察日記

先日、ポン太が庭でカマキリを見つけました。

茶色の羽を少しけがしたカマキリでした。

羽が少し折れてはいましたが、両腕の鎌の内側に黒と白の模様が入って、
まるで学ランの裏地の刺繍のよう。

かっこいい･･･


先日し損ねたお礼をしようと、早速我が家にお招き。
（捕獲？）


ポン太と勇んでバッタを取りに庭に出て
親子バッタを捕まえたので、新鮮なうちにご馳走しました。
（あくまで、お客様です。）

その日はそれで良かったのですが、
この寒さでバッタなんてめっきり見かけなくなっていたこの頃。

やはり見つかりません。

これでは、お招きした意味が無いので、
とりあえず、庭先からいきなり入ってきて、
偶然父タヌキの焼酎のコップにダイブして溺死状態のハエを進呈。
（何度も言いますが、お客様なのです。）


やはり、ピチピチちゃんしか、お気に召さないらしく、
食べて頂けません。

仕方なく、庭から蛾を捕まえてきて、お出ししてみました。

なかなか召し上がらないので、ポン太とお風呂に入ってから、
もう一度覗くと、蛾はすっかり羽だけになっていました。

良かった･･･。

ところが次の日。

仕事から帰ってくると、なんと、もうお一方、
緑色も鮮やかな、大柄のカマキリさんを
ポン太とばぁばタヌキでお招きしていました。

『無理だよ･･･。』

この雨続きの寒い中、どんなに探しても、
お二人分のお食事を調達するなんて無理。

ご恩返しも出来ぬまま、申し訳なかったのですが、
翌日、お別れ致しました。

そして、今朝。

白菜に土寄せしようと覗き込んだら、
そこに、茶色の彼が。


『また君ですか･･･。』


捕まえて欲しいのか

本当に、隠れるのがへたっぴなカマキリでした。