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2011年09月15日
カテゴリ：おうち話
うちは、まだマシな方。 その前提で読んでください。 でも、ニュースで「床上浸水〇棟...」と聞いても、 大変やなぁ、と思うだけで それ以上想像もできなかった毎日を過ごしています。 あの日の朝 5時半にオットにたたき起こされ、 「これまずい、まずいって」と 家電を二階にかなり上げさせられ。 この時点ではまさかこんなことになるとも思わず、 まぁしゃあないな、あとから笑い話やわ、て思ってた。。 おかげでうちの水没家電は冷蔵庫、洗濯機、 マッサージチェア、ウォシュレット。 それから屋外のエコキュート。 忘れてた暖房器具類。 2段あげてる畳の部分の掘り炬燵も電気系統全滅。 （エアコン室外機は水没したけど大丈夫だった） あとはお決まりビデオを見たりして過ごしただけで、 夜には風もずいぶんおさまって、 「明日の朝が無事来るように」と川の水量を見て 心配なので子どもたちは数メートル高い位置にある実家に預けて オットは早々に就寝。 私は今更心配になり、ネットで 椿山ダム放水量や上流の降水量、 川の水量とかを延々と凝視。 22：30に高台にまず車を一台避難 帰りにはいつも浸水するところは既に少し浸水 不安で不安で、「寝なよ」とオットに言われて 横になろうとした夜半、 ダムから「3000平方メートル毎秒を放水します」と 呑気に案内が入り、二人で起きだしました。 普段と同じ調子で、その量がどんな膨大かも知らず。 1200平方メートル毎秒を流すと低い場所は浸水、 夜の9時過ぎくらいに1800と聞いて怖いな、と話したところで。 この案内の出たころには、川上の2か所の水位も欠測になってました。 「堤防越えて測れない言うこと（オット談）」 見続けたダムのデータは放水量に流入量が追い付かないような表示で、 あっという間にどんどん増えて、 洪水時最高水位、というところに近くなって、 最後はダムを超えて流出したという話。 01：40でダムも水量を表示しなくなりました 外に出ると数メートル低いすぐそばの畑が浸水し始めていて、 どうなってるのかあちこち見回っている間にも ものすごい勢いで水は増え、 今考えればもっと荷物を高い場所に置いたり、 知人に知らせたりすればよかったんやけど。。 12時前にはもう玄関を開けたら水が入ってくるぎりぎりくらいで、 パニックになりながら家のブレーカーだけ落として、 少しの荷物をもって高台に逃げました。 左右に伸びる道も浸水して他に逃げ場がなくなってたので。。 実家にいた子どもと祖父を起こして車に乗せ、 数メートルは高い山の方に避難し、 実家の家電や畳を二階に上げ。 火事場のなんとか、とは言ったもので、 食器のいっぱい入った食洗機を持ち上げて運びました！ 翌日は筋肉痛でした。。（笑） サイレンと町長の「避難してください」との放送は、 もううちはどっぷり浸かって高台で座り込んだ頃。 でも、この放送で助かった人もずいぶんいたそう。 そのあとは、近所の人たちと座って「まさかね」と話しつつ 夜の明けるのを待ちました。 明るくなってみると、一面の湖みたいになってて、 高い場所から自分の家を見てみると とっぷり臭い泥水のなか。 水のひくのも早かったので、 ひいたあとは川の音を気にしながら、すぐそこにある水の水位を見ながら 泥をかきだしはじめました。 しばらくは水も出て、池の水や井戸の水も使わせてもらって掃除。 すぐかけつけてくれた近所の人のありがたさはホンマに心に沁みました。 近所11戸あるうち、3戸が床上、1戸が床下浸水。 S28年の水害より1mほど水位は低く済みました。 また片づけの話はそのうち。 そろそろ家の掃除に戻ります(-_-;) 我が家の新しい家訓。 川の近くに家は建てるな 車で5分の親戚の家はなんともなし。 まぁ、建てちゃってるからにはもうどうにもならんけど！ あと60年でまた水害。。になったらやだなぁ。 （60年毎にくるそうで。ダムを過信したんだね。。 今、色々と問題になってるけど。） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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