ライディングフォームの作り方 その1
ブレーキングからターンに入る時、当然、フロントタイヤの接地面に大きな力が加わるわけで、グリップの限界を超えた時に、ズルッとイクわけです。で、フロントからイクと、通常は結構痛いですし、鎖骨ポッキーもしやすいイキ方なわけです。腕に力が入ったり、フロント側に荷重が乗り過ぎると、フロントタイヤに余計に力が加わって、イキやすくなります。では、なぜ腕に余計な力が入ってしまうのかというと、下半身によるマシンのホールドが甘いからです。レース屋さんでも、ハングオンしながらマシンを下半身でちゃんとホールドしています。よくニーグリップといいますが、ニーグリップだけがマシンのホールドではないということです。ただ、ジムカーナの場合は、通常膝を出さない上に、前後左右への動きが激しいので、ニーグリップを意識することは重要です。さて、フォームの作り方(一般的なネイキッドバイクの場合で)1ステップにまっすぐ立ちます。2そのままストンと座って膝を締めます。 この時、ネイキッドタイプだと通常はタンクと股間まで、一コブシ ぐらい開くと思います。 昔は「座り方は尾てい骨がシートに着くような感じで」という表現 で教えられましたが、まぁ、ドッシリ座るイメージで。3そのままハンドルに手を伸ばす と、アップハンのネイキッドでも少し届かないと思います。4届かない分は、お尻はどっしりとシートに着けたまま、腰から上を グニュッと曲げていって、ハンドルに手を届かせます。5ステップ、タンク、お尻でしっかりとホールドできているイメージが 持てればOKだと思います。よく分らない人は、また練習会場にて!(^^)私の現役時代は、徹底的に走りこんだ日は、お尻の皮が剥けて、ヒリヒリして痛かったです。翌日ぐらいにはかさぶたが出来ていました。膝はカップの入った皮パンを履いていたので、あまり傷にはなりませんでしたが、それでも膝の内側が少し赤くなっていることはよくありました。