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カテゴリ:漢方
漢方薬の処方をしてほしいと言われる
患者さんが時々おられます。 もちろん、漢方大好き私は、 そう聞いて心の中ではうきうきしています。(笑) でもね、例えば 「疲れに効く漢方がありますか?」 などと聞かれます。 「肝臓障害に効く漢方は何ですか?」 などと聞かれます。 う~ん、ちょっと違うんだな。 漢方薬は身体の一部に効くのじゃないいんだな。 わかりやすく、スパッと言ってしまうと 漢方は「気」「血」「水」の異常を改善させるのです。 つまり、治す対象が現代薬とはぜんぜん違うのです。 えっ? わからない?(笑) そうだなあ~、もうちょっとわかりやすく言うと 漢方は調子を整える薬で、病気を直接治してないのです。 もし、病気が治ったら、それは調子が整ったから、 その結果、病気まで治ってしまった、ということです。 本当は 「体力がなくて、血が滞っているから、漢方薬がほしいのです」 と伝えてほしいのですが、 そんなこと言う人、いませんよね。(笑) だから、そこらへんを診察して判断しないといけないのです。 電話とかで話を聞くだけで漢方処方するとしたら そのときは、指を舐めて眉につけよう。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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