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カテゴリ:HASIRA生活日誌
沢山の学生たちが、スローモーションで通り過ぎていく。恐らくは未来に何も期待していない目。夢を捨てることが大人への近道だと信じ込んでいる哀れな動物たち。凡そ僕の嫌悪すべき対象。
その反面、年老いた教授たちは、その目をビー玉のようにきらきらと輝かせてはいろいろな話を語る。長年の研究が認められ、その自信が地位となって、しっかりと地面についているから。そんな合間にいる僕は、ひらひらと羽根を動かす蝙蝠のように、あちらからこちらへと飛び回る。 どんどん僕の理想郷から離れていく。 手を伸ばし、彼女の手を掴みたい。そして「ここにいてもいいんだよ」と言われた意。 しかしそれはできない。夜にはばまれた僕は、休むことも許されず、永遠に飛び続ける。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/07 03:06:00 PM
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