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カテゴリ:HASIRA生活日誌
第十八話
毎日でも彼女に逢いたい…らしい。 「あなたはペットが欲しいだけなのよ。少し牙を剥くような部類のペットがね。」 東京Mはそう言った。そういう君も昔はペットに過ぎなかった。 「あなたが空気だったらいいのに。そうしたらわたしはあなたを取り込み続ける」 という台詞を映画の中で喋らせる。これは高校生の台詞。今の僕にはちゃんちゃら可笑しい。 僕は毎日、歓喜と失望をくり返して生きている。 何も考えちゃあいない癖に、がっくりと首をうなだれて、地面ばかりみながら歩いている。 いつかぽっかりと空いた穴に落ちるだろう。きっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/27 11:38:44 PM
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