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やっぱり、やだぁ 急に雨が降り出した浅草、お松と浅吉も大道芸を取りやめ、人々も慌てて雨宿りを、その雨の中を鶴姫を探し歩くお照がいます。雨宿りをしていた馬場一味に見つかってしまい取り囲まれてしまいます。それを見たお松と浅吉が「あの腰元はかんざしの・・」「あのお姫さんの・・」、芝居小屋にいるさぶ旦那に知らせに浅吉が走ります。 お照は兄の藤尾圭之介と落ち合う予定の五重塔の方へ馬場一味を振り払いながら行きます。お照が刀傷を負い倒れかかった時、千代三郎がやって来ました。 千代三郎「しっかりしろ」 お照「姫、姫は・・」 千代三郎「気を確かに持て、姫は無事だぞ」 その言葉に、馬場一味は石倉が言っていた奴だ、ということで千代三郎との対決になります。 千代三郎「姫をつけ狙う逆臣どもは、貴様たちか」 お松と浅吉はお照を連れて行くように言い、お松達が行ったのを見届けると、(雨の中の)立回りになります。 (千代三郎は刀の刃の向きは峰打ちに変えます) (ここでの立回り・・千代三郎の立回りの後ろには五重塔に雨宿りをしていた民衆が沢山います。画像からは見にくいのですが、その民衆の動きもはっきり見せています)
お照は鶴姫に会えましたが事切れて、鶴姫は生きるはりがなくなったと言い自害するところをお松に止められ、長屋を出て行ってしまいます。お照を運んだ長屋を石倉一味に後をつけられ分かってしまいます。長屋の衆が騒いでいるところへ、千代三郎が帰ってきます。 千代三郎「浅吉、どうした」 浅吉「旦那、えれえこった、お姫様が、お姫様が」 千代三郎「なにぃ⤴」 (橋蔵さまらしい”なにぃ⤴”です。いつ聞いてもこの言い方ソフトでいいですね) 北条紀五郎と馬場三十郎は家老北崎外記に、姫の居所が分かったので、姫の首をみせたら、殿暗殺の下手人として死んでもらい、明日の祝言の席は、紀五郎の跡目相続の祝いの席となる、と言います。 千代三郎は、鶴姫を探しまわります。 馬場一味と石倉一味は、鶴姫いたいただき長屋へ向かいます。その頃、長屋から鶴姫をつけていた石倉一味の浪人に、川端を歩いていた鶴姫が捕まってしまいます。 千代三郎は、橋のところで連れて行かれる鶴姫を見つけ浪人を川へ落とします。 (遠くからのカメラワークで見せておいて、その後ふたりのアップへと持っていく撮り方をしています。遠目なので、橋の上の状況がよーく見ないと分かりずらいかもしれません・・・二人のアップになった時がぐんと引きたちます。ここの場面いいですね、私好きです) 千代三郎は無言で鶴姫に手を差し伸べるのです。 北崎外記は藤尾圭之介に牢から助けられ、姫のいるいただき長屋へと向かいます。 千代三郎が鶴姫を連れて長屋に帰ってきますと、長屋は静まり返りおかしい、すると、馬場一味がお迎えに参上いたしました、と待ち伏せしていました。 千代三郎「姫は渡せぬ」 「藩の秘密を知られたからには、死んでもらわなければ」と一斉に刀を抜きます。 千代三郎「おのれぇ、天神共に許さざる極悪人めら、一つには世のため、また一つ には姫の幸せのために、天に代わって成敗してくれる・・(刀を抜いて) 来い」 馬場の「姫諸共に斬れ」の言葉で斬りかかります。(立回りになります) 長屋の通路がうらの空地へと移ります。長屋の衆が捕えられていたのを助け、馬場を切り、みんな万々歳で喜んでいます。 外記と家臣が圭之介が姫を迎えに来ます。外記が礼を言い、お名前をと言いますが、 千代三郎は「いや、申し上げますまい。また、何事も、この場限りと忘れま しょう」 そして、 千代三郎「ただ、姫の幸せを祈ることにいたそう」 その言葉を聞いて鶴姫は、走って行ってしまいます。千代三郎はやりきれなく、長屋のみんなも心配しています。 祝言の日になりました。 鶴姫は仏壇に「鶴のわがままをお許しください」というと、白無垢のまま走って出て行きます。 千代三郎も、覚悟を決めたはずですが、行列の途中駕籠を降ろさせると、 千代三郎「やっぱり、やだぁ・・」 と言って駆けだしたので、みんなが追いかけます。 鶴姫も千代三郎も家臣も走ります。二人が走り行きついた先は"いただき長屋"です 「姫」「さぶ様」 「さぶ様が帰ってきたぞ」と長屋は大変な騒ぎ。追ってきた松平家家老と北条家老がどうしたことかと目をやった先には、それぞれに追いかけてきた千代三郎と鶴姫がいました。 おたみ 「さぶ様、これは一体どうしたということでございますか」 千代三郎「あっはははっ、わしもとうとう家出をしたよぉ」 そこへ、内蔵助が「家ではいけませんなぁ」と近づいてきました。そして、 北崎外記「姫、婿君と申しますのはな、桑名十一万石松平家のご次男、この千代 三郎君でござりますがな。あっはっはっ、やっぱりお嫌でござります かな」 千代三郎、鶴姫「えぇっ」とびっくり。 みんな大喜びです。が、藤尾圭之介とお松にはちょっと辛いものがあるようです。みんなに送られる二人の傍に浅吉が急いでやって来て、懐からかんざしを差し出し、「これ、大変遅くなりまして」と。 鶴姫がキョトンとしていると、千代三郎がその簪を取って、鶴姫の髪に差します。鶴姫も嬉しそうに。 そして、二人は、"いただき長屋"のみんなにお別れをして・・・お幸せに!! (完)
炎の城・・・(11) 2024年08月05日
炎の城・・・(10) 2024年07月29日
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