児童手当が1万円になっても……
少子化対策にかなり貢献とはならないような気がします。今の5,000円、紙おむつ代で軽くふっとんでるぐらいですし。お金の問題でなく、環境を整えたほうが子供が増えるんじゃないかと思うことが多々あります。たとえば、保育所。今は専業主婦の私、保育所に子供を預けることができません。一時保育のあるところに預けたいところだけど、徒歩でいける範囲に一時保育をしている保育所はなし。これだと、子供がふたりいるから、ひとりが病気になるとふたりとも病院に連れていき、元気なほうが病気をもらってくる可能性もあり。今のところ、それを免れているのは実家が近いから。本当に両親には感謝してます。突然電話で「来て!」と頼むと来てくれることも多いですし。(もちろん父は週2,3回働いているし、母も予定があるので、来れないときもあります。)実家が近くにない方よりはずっと楽させてもらってると思いますが、実家しか頼れないというのははっきりいってかなり厳しいです。別に毎日預けたいわけではないんですよね。いざというときに一時保育してくれる場所があれば、もっと子供を産んでもいいなと思ってる人は多いはず。働く女性のためだけに保育所を作るのでなく、専業主婦のためにも考えて作ったほうが少子化対策になるような気がします。うちは上と下の差が2歳半なんだけど、ふたり、三人と産む場合、このぐらいの差で産む例がけっこうあるのではと思います。もしくは年子でしょうか。幼稚園が基本的に3歳以上での入園ですから、そこまでがんばらないといけないわけです。うちの2歳半の歳の差、日本ではダメだったなぁとたまに思います。香港では2歳から幼稚園への入園が可能。もちろん、2歳までは頼れる実家や親戚が近くになく、大変といえば大変でした。でも、今よりずっと楽だったのはスープの冷めない距離に多くの日本人のお友達が住んでいたこと、2歳から幼稚園に入ったこと(2ヶ月間だけだったけど)、そしてお手伝いさんの存在。我が家はフルタイムのアマさんは雇ってはいなかったけど、パートのお手伝いさんを週2回各3時間雇ってました。腱鞘炎の手術をしたりといろいろ大変だったのもあって、レナが4ヶ月のときから雇ってたんだけど、レナの入院の際にも病院に来てもらったりと融通利かせてもらえたので、私はとても助かってました。なにかあったら、彼女のほうが自分の仕事を調整して、できるだけ来てくれたんですよね。人を雇うっていうのは本当に難しいことで香港ではいろいろな問題を聞きましたが、我が家はいい方にめぐり合えてラッキーでした。それに比べて、今は4ヶ月の子を抱えて、家事をこなして、2歳児の相手もしなくてはいけない日々。同じ境遇の方がまわりにもたくさんいるけど、みな、大変だ!と言ってます。私は早々に脱落して、今はレナをちょっと遠くのレナの年齢でも預かってくれる幼稚園に預けてます。週2回だけですが、これでかなり救われました。そのかわり、かなりお高い保育料を払ってますが、来年度からは普通の幼稚園に入れれるので半年の我慢です。(そのお高い幼稚園の内容には満足している分、別の幼稚園に移すのはちょっと残念だわと思ってます。うーん、私にも収入があればなぁ。)我孫子市のウリは待機児童ゼロとのこと。でも困ってるママさんは本当にたくさんいます。児童手当を増やすより、保育所を使いやすくするとか、乳幼児向けの遊び場を作るとか、親子カフェを市内各所に作るとか考えてほしいところです。というのを、「ガイアの夜明け 保育所が足りない!~いま保育の現場で何が…~」を見て考えてました。子育てしながら働くって大変なことだけど、今は働くという選択肢を選べない私にはうらやましいことです。まあ、今の状況で働いて子育てして家事もとなると、私にはできないだろうな……。