はてなのゆりさん

１月に九州山地の山奥にある西米良村から
人吉～八代～川内市に 行ってみました。

今は、薩摩川内市になっていました。

川内市には、原子力発電所があるので
国からの補助金がどの位出ているのか

４０～５０年分の決算カードを
調べてみたいと思ったからです。



市役所に行ったのですが、鹿児島県庁に
行けば、県内すべての決算カードがある

というので県庁に行き、川内市と、同じ
類型になっていた鹿屋市の決算カードを
３～４時間かけて、コピーしてきました。

せっかくコピーしてきたのだからと、今日 ちょっとだけ
歳入総額を比べてみたら、ずっと鹿屋市が多かったのに

昭和５２年度になって、わずかに 川内市が多くなって
５７年度には川内市が３０億円以上多くなっていました。



川内原発がいつ頃、建設されたのか調べてみたら

昭和５２年には、川内原発の２号機の建設計画が
発表され、１号機の原子炉設置許可がされています。

５４年には １号機が着工され、５６年には２号機着工
５７年 鹿児島県および川内市との安全協定に調印

となっていて、この５７年には、川内市の歳入が
鹿屋市より３０億円も増えているというわけです。



歳入総額だけで正確なことが判るとは思いませんし
原発１基が３千～４千億円もするということですから

たった３０億円増えたからと、驚くこともないのでしょうが

おれんじ鉄道の各駅停車で川内駅についた途端にりっぱな
駅舎と街となり、改札駅近くに九電の案内所もありました。

西米良村では、村営バスに乗るとすぐ１０００円
近くになってしまいましたが、川内市内循環バスは
いくら乗っても１００円のようで、原発城下町の
ようになっているのだろうと思いました。



チェルノブイリの事故では８千ｷﾛ離れた日本にも
雨に混じって、放射能が降下したのですから、
大事故になれば日本中が危ないわけです。

そこまでの大事故でないとしても、鹿児島市も軽く
すっぽり汚染される圏内なんだろうな～と思いました。

一日のうちに、西米良村と川内市とを 垣間見て

山奥で、合併をしないでがんばっていこうとしている
人口1200人の西米良村は輝いていたな～と思いました。





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