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2011年08月14日
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カテゴリ:原発のこと

 

こちら で ご案内しましたが、

星 原発問題を考える
広瀬 隆 さんのDVDを見る会


昨夜 行いました。 夜7時からでしたが
30数名の方が 参加して下さいました。

広瀬さんのお話は深刻で、外国では報道
されているのに 日本のマスコミでは 全く
報道されていない事実 や 写真などの
紹介もあり、かなり 衝撃的でした。


2回の DVDを見る会 を 通じて、とても
残念だったのはしょんぼり東村山市では市民に
プロジェクターの貸し出しがされていなくて

テレビの画面であるため、30~40人で
見ると、3列目 以降の人は、画面の半分
とか 3分の1位しか見られないことです。

それでも 皆さん、最後まで熱心に ご覧
下さり、苦情も 言われませんでしたが、

視聴覚室、しかも有料で 今は どこでも
利用されている 単純な機材も使えない
な~んて‥情けないと悲しくなりました。

ご参加下さった みなさま、
ありがとうございました。


四つ葉

中部電力の本店に行ったあと 山陽本線の駅で
買った 8月4日の 山陽新聞4面の記事下矢印です。


星 被爆地とフクシマ、「脱原発」への正念場

東日本大震災で 予想を超える地震や津波に見舞われ
さらに東京電力福島第1原発の事故による放射性
物質の長期漏出という災害を生んだ。

テレビで 繰り返し放映される光景は、66年前に
私たちが長崎で目にした、あの無惨な廃墟を
思い起こさせるものがあった。

原子爆弾という 殺りくのための核兵器と
「平和利用」 としての 原子力発電。

目的の違いこそあれ、元来、核分裂物質を
用いるという点では 本質的に差異はなく、
両者が密接な関係にあることは間違いない。

(中略)

星 原発用の核燃料は、核分裂を起こす
ウラン235を3%程度に濃縮して使うが
90%以上にまで濃縮すれば兵器用になる。

また原子炉でウランを燃やすと
プルトニウムが生成される。

軍事用の 生産炉を 使えば、
兵器級プルトニウムになる。


星 次の問題点は「核のごみ」、つまり 放射性
廃棄物の処分方法が確立されていないことだ。

核兵器工場や原発から出る 高レベル放射性
廃棄物の処分について、現在 考案されている
のは主に、廃棄物をガラスで固め、放射能の
レベルに応じて ドラム缶などに詰めた上、
最終的に 地下数百mに貯蔵する方法だ。

しかし、この方法で 放射性廃棄物が
永久に 閉じ込められるかどうか、

(中略)

米国では長年、ネバダ州の処分場候補地に
ついて 地元住民の賛同を得られなかった
経緯があり、オバマ政権が 計画中止に
動いたのは 比較的 最近のことだ。


星 最後の問題は 核兵器であれ 原発であれ、事故を
起こした場合の 被害リスクが 甚大だという点だ。

冷戦時代は 核兵器をめぐる事故が いくつも
あったが、軍事上 機密扱いであるため、
すぐに表ざたになることは まれだった。
大惨事の一歩手前だった事例もある。

(中略)

放射性物質の拡散被害は 事故直後の 外部
被ばくのみならず、長期にわたる内部被ばく
の影響も 深刻視しなくてはならない。

こうした問題点を踏まえ、8月9日に
被爆地ナガサキが 世界に発信する
平和宣言に、私を含めた18人の
起草委員の大半が 「脱原発」
の 明記を求めた。

結局、その意味を込めて、今後 時間は
かかっても 原子力に代わる 再生可能
エネルギーの開発を進める必要性を
訴える表現となった。

今年こそが 「脱原発」 に向けて かじを
切れるか否かの正念場であり、政府が最近
打ち出した 「減原発」 といった、あいまいさ
を残すものであってはならない。

「フクシマの教訓」 は まさにそこにあるはずだ。



星 この記事を書かれた 元長崎大学長 土山秀夫 氏は
長崎医科大付属医学専門部の学生だった1945年
8月10日 長崎で入市被爆。 現在、非政府組織
「核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会」
顧問を務めておられるとのことです。 





【原発のこと】

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最終更新日  2011年08月14日 20時14分09秒
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