参議院選挙、やはり安倍さんにNO!だったんですね
老人はゆく 老人は歩く 老人はわが道をゆく、老人はやがて逝く 私が20代の頃 お世話になった Nさんのブログ数では勝ったが重点地区全敗の安倍政権を 読んで、参議院選挙の結果についてマスコミで報道されているほど 国民が 安倍さん を 支持していたわけではなく、はっきりと NO! と 言っていたんだ~と、少し元気になれたように思います。自分でも きちんと 選挙結果を調べてからとも思いましたが、明日になると、もしや選挙違反になってしまうかも~と考えて、今夜のうち全文を載せさせていただきます。数では勝ったが重点地区全敗の安倍政権 16・7・20 参議院選挙が終わった。野党第一党の民進党の曖昧な政治姿勢にもかかわらず、32の一名区のすべてで野党統一候補がまとまった。これは言いだしっぺの共産党の自分の候補者をすべて下げるという姿勢と、安保法強行の昨年9月以降も全国に広がった「安倍政権ノー」の市民運動の統一候補擁立への熱意だった。ひょっとすると勝てるかもという雰囲気を全国に広げたのは大きい。危機感を持った安倍政権は、憲法改正などを封印し、もっぱら経済とアベノミスクを前面に出さざるを得なかった。にもかかわらずバカマスコミが選挙後一斉に「改憲議席3分の2確保」と騒ぎ立てるおかしさ。しかもそれに乗せられて護憲派まで「負けた、負けた」とシュンとしている。まことにバカバカしい限りだ。全体像をきちんと見てもらいたい。一名区では3分の1を超えて野党統一候補が勝利 まず一名区だが3年前は31の選挙区で与党29議席で野党2議席、その中でも沖縄の糸数慶子の当選が光っていた。今回は32議席となったが、与党21対野党11と大きく前進した。一人区では3分の1を超えたのだ。しかも最大の争点となった基地、原発、震災復興,TPPを抱えた選挙区はすべて野党統一候補が勝利した。安倍政権は自ら重要拠点として総理以下全力を上げた1人区で全敗した。 第一は沖縄だ。現職閣僚の島尻安伊子、(別名「島売り安伊子」と沖縄で呼ばれている)がなんと10万6,500票と言う歴史的大差で惨敗した。 第二は鹿児島県知事選だ、熊本地震による影響で原発を一時停止再点検を要求する一点で市民運動と野党が統一して現職知事の4選を阻止、三反園新知事が誕生した。 第三は東北地方だ。東北では秋田を除く青森、岩手、宮城、福島、山形の5県で野党統一候補が勝った。かつては自民党の金城湯池だった東北での敗因は、自民がTPP反対で前回総選挙で勝利したが、それを裏切って賛成に回ったことへの反発だ。加えて震災復興が東京オリンピック開催で、一斉に企業や労務者が東京に向かった。「東北は捨てられた」という思いが広がっていることも大きい。野党統一候補を勝たせたのは、公明、維新の票と無党派層の支持 第四は新潟、長野、山梨の北信越だ。新潟は柏崎原発再稼働に反対する現職知事が居る。これに野党統一候補の森裕子が当選すれば大変なことになる。自民党の最重点地区として安倍総理が三日、人寄せパンダの小泉信次郎や重要閣僚を送り込んだ。県内の市長会市町村長会などに加え業界団体も締め付けたが、それが雰囲気を盛り上げた。投票率は60%近くまで上昇し、無党派層が投票に参加したことで、2,000票の僅差で森裕子が勝った。お隣の長野、山梨の1人区も野党の新人が与党現職を下した。 第5は三重だった。三重県志摩のサミットで雰囲気を盛り上げ、オバマをヒロシマに招いて経済と平和のポーズを宣伝し人気のない民進党首の選挙区で勝利すれば完勝だということになる。ところがここも民進党が凌いで勝利した。以上の選挙区は自民党が選挙前の自前の世論調査で劣勢あるいは互角と読んで全力投球をした。自民党政権の歴史では現職閣僚が沖縄・福島などで敗北したのは27年ぶりと言う。改憲論者小林節教授の安倍改憲批判と安保法反対に敬意を結論的に言うと今回の参院選挙は「自公政権は数の上では勝ったが、政治的には敗北した選挙結果」だった。しかもその敗北を後押ししたのは朝日新新聞や共同通信の出口調査で明らかなように、無党派層の6割以上、公明票の3割、維新票の4割が野党候補に投票した。比例区票では沖縄をはじめとして劣勢な野党統一候補の勝利は、保守支持層の反乱によるものだということを勝った野党統一候補も政党も市民運動もきちんと自覚してもらいたい。共産党も3議席が6議席となって物足りないと見えるが、沖縄では自民に次ぐ比例区二位、東京では、公明を抜いて比例区三位となった。統一候補を進めた成果はきちんと数字に表れているのだ。憲法改正一般には賛成でも中味の九条改正など当面言い出せない状況となった。保守支持層や無党派層などに幅広く安倍政権の性急な「改正ノー」という世論を招いたのは、じつは保守支持層の反乱だった。そして敗れたりとはいえ、改憲論者の小林節教授が自ら退路を断って「国民怒りの声」で安倍政権を痛烈に批判したことも大きい。彼こそ今回の野党統一候補勝利の因を作った立役者として最大の敬意を表すべきだ。 以上、Nさんのブログから転載させていただきました。最後の 小林節さんという方のこと、私は不勉強でわかりませんので、Nさんの見解ということでお読みいただけますようお願い致します。【世の中の動き】 昨日、『砂川闘争60周年のつどい』 に 1200人も!