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 ラクダのあくび

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2008.04.20
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カテゴリ:ミル

おもしろかった!

シアターコクーン「どん底」

原作:マクシム・ゴーリキー

上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演
段田安則
江口洋介
荻野目慶子
緒川たまき
大森博史
大鷹明良
マギー
皆川猿時
三上市朗
松永玲子
池谷のぶえ
黒田大輔
富川一人
あさひ7オユキ
大河内浩
犬山イヌコ
若松武史
山崎一


 原作読んだ事ないし、

 黒沢の映画は途中から見た位、

 ロシア文学だし、

何にせよタイトル通り、
どん底の暗~~~いイメージ(偏見)な訳です。

名前が覚えられないし、
時代背景や、世相、階級なんかも良くわかりません。
もの凄い取っ付きづらい。

正直、今まで読んでみたいとか
面白そうって思った事、ないです。

黒沢版は日本に置き換えた事で、身近になっていた気がする。
(山田五十鈴の怖さとかw)




今回は舞台や時代はそのまま。
なのに、ちゃんと頭に入って来て、感情移入して見れた。

希望もなく、もしくは無理矢理希望を持つ事で何とか生きてる
底辺の人間達の生活。
この、諦め、不安感、そういうものが
今の世情と似ているからかもしれないけど、
毒と笑いと愛情のごっちゃになった、ケラさんの演出が
感情移入出来て面白かったんだと思う。
ちゅーか、多分ケラさん演出じゃなかったら、寝てる気が(笑)

ジメジメした、いやーな、あがいてもあがいても沈んで行く、
そんな話なんだけど、カラリとサラリと、抉ってくる。

ストーリーはこちら

吹雪のシーンは、本当に寒い。
その直前が暖かいイメージだったから、救われなさが際立つ。
そしてスタッフ掃除大変だぁ、とかいらない心配を(笑)

救いのない話なんだけど、微妙に救いを残した感じなのは、
原作からなのか、ケラ演出なのか・・・

哀しいのに笑えてしまう、そんな人間達。

ちりとてちんでもそういうシーンがあったなぁ。
で、すごくいいシーンになったりするんだな。




役者さんは、
山崎さん、若松さん、池谷さん、マギーが良かった。

酔っぱらい山崎さんは、何やらせてもピタッとハマる。
強欲な若松さんは、ホント憎たらしい。
死にそうな池谷さんは、普通なら悲惨なキャラクターなのに笑いを醸す。
ひょうひょうとしたマギーは、この中ではホッと出来るキャラクターで、
この人の目線で舞台を見ていた気がする。
マギー、もう台本書かないで役者一本で行ってくれないかな~
ブスの瞳も山田太郎も、面白くなかったから(←チキン)

あと、多分初めて見た黒田大輔さん。出番は少なかったが、阿呆役が上手い!

段田さんはおじいさん役。
多分原作を読む時、ルカーは確実に段田さんの声だわ(笑)

江口洋介は、カッコ良かったし、サイズデカイから舞台映えするんだけど、
いかんせん、周りにあれだけの人固められちゃうと、
台詞回しが浮いちゃうんだな・・・。
まだ舞台は2回目ということなので、あと3回くらい経験踏んだ江口が見たい。

緒川たまきは大好きなのだが、巻き毛の優しいお嬢さんなんて、
見たい緒川たまきではなかった・・・
発声はしっかりしてる人なので、他の舞台をみてみたい。

荻野目慶子は女の嫌な部分を演じさせたらサイコーですわな(笑)
自分よりかなりデカイ緒川たまきをいびり倒す!
その身長差ゆえか、おかしみすら感じました。


最後に全員でカチューシャを歌うんだけど、
これが、格好良かった。
段田さんがフルート吹いてた!
カチューシャで感動させられるって、なかなか無い経験だと思うわ。
ちゅーか、日本人がフツーに翻訳の歌歌うシーンなんて大抵引くわ!






段田さんのケラmeetsゴーリキーへのコメントが
ドンピシャだったので流用

「おーきくてたかーい山を軽やかにバーンと越えて行く。
そんな絵が浮かびます。それも今まで誰も考えつかなかった
「こんなルートあったのか!」という道を使って。
例え滑落してもそれすら面白いに違いないですから(笑)」







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Last updated  2008.04.22 14:44:05
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