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テーマ:☆☆OLA!スペイン☆☆(19)
カテゴリ:Hola Espana♪
2004年12月24日 【バルセロナ~バレンシア】
朝6:30起床。外はまだ真っ暗。 あたふたと荷物を片付けてからホテルの会議室のような所で朝食をとる。 アメリカンスタイルのバイキングで、チーズと油っぽいソーセージが旨い。 8:30出発までに時間が少しあるので、ホテルの外に出てみた。 郊外の高台にあるので見晴らしがいい。まだ薄暗く、キリッと冷えているが それがまた気持ちいい。 フロントのオニーチャンに「I want to buy the cigarette.」って言って 5ユーロ紙幣を出してみたら、小さく頷いて小銭に両替えしてくれた。 ちゃんと通じた。僕の英語、なかなかやるもんだ。脇の自動販売機でマルボロ を購入。マルボロは2.8ユーロ。は日本円にしたら390円ほど。随分高い。 日本のと同じデザインだが、黒く囲って大きく何か書いてある。きっと 「これはあなたの毒です」くらいの事が書いてあるのかも知れない。ちなみに キャメルは何故か2.3ユーロ。 調子に乗ってフロントのオニーチャンに他の事も聞いてみたら、オニーチャンの スペイン訛りの巻舌だらけの返事がまったく分からなかった。がっくり。 Vera Bus の文字と、奈良交通の鹿に似たマークを付けたバスがやってきて これからお世話になる。一行、すたこらと乗り込み、バルセロナ市内へ。 昨夜通った道路を今度は市内方向へ向かう。スペイン一発目はバルセロナ。 バルセロナと言えばガウディ。ガウディと言えば「サグラダファミリア」 日本語で言うと「聖家族教会」みなさんも御存知のあの建物。 今回の旅で一番の楽しみにしていた所。カッパライ注意でバスを降りる。 ここで現地日本人ガイドのオッチャンとスペイン人のガイドのヒゲのオッチャン 2人が合流。スペインでは(他のヨーロッパの都市でもそうらしいが)現地の 資格を持ったガイドさんしかガイドをしてはいけないと定められているらしい。 サグラダファミリアは圧巻。見れて良かった。本当ならこのまま気が済むまで 眺めて触れて空気を感じていたい。でもでもツアーの哀しさ。 軽く説明を聞いて「自由時間は30分です」さぁどうする。どうする。 でも塔に上れるなら上らなきゃ、と言う事で有料エレベータも動いていない朝、 狭い狭いらせん階段を上りはじめた。一人が通るのがやっと。しかも螺旋の 中心(渦の部分)は手摺がない。。30センチほどが上から下まで筒抜け。 ちょっと恐いではないか。でも後ろからも他の人が上ってくるから途中でやめる ワケにもいかないし。。 でも上ってみてよかった!バルセロナの街が一望できるし、上部の彫刻も造形も 息を呑むばかり。僕は手摺がちゃんとある所は高い所でも大丈夫なのだ。 もう恐くない。 下りは向かいの塔の同じ螺旋階段。もう慣れたもの。無事降りてきた。 んで、もう「自由時間30分」のうち20分を使い果たした。さらにトイレで5分。 さらにどうするどうする、とにかくガウディグッズで欲しいものがあったので お土産物屋に突入。あたふたとグエル公園のトカゲのミニチュアとちっちゃな ノートをいくつか買う。土産物屋のオニーチャンは完璧に日本語で対応。 ちなみにここ、工事現場なのです。 集合場所に行ったらもう誰もいない。さっそくはぐれたって思ったら添乗員の サイトーさんが「こっちこっちー」って呼びに来てくれた。あぁ良かった。 教会の敷地を出て向かいの公園からサグラダファミリアの全容を眺める。 やっぱり素晴らしい。全然物足りない時間だったけど、やっぱり見る事ができて 良かった。 バスに戻って、狭い道を上ってゆく。10分も走ったか走らない内に次は 「グエル公園」 グエル氏という富豪がガウディに依頼し、広大な敷地に一戸建て 住宅を建てて住宅団地にしようという計画だったもののほとんど全く売れなかった。 と言う、今で言う所ではりんくうタウンのようなちょっと寂しい場所なのだろうか。 だけどもそこは日本と違う所。国だか市がそこを買取り、公共の公園にしたという。 ここもガウディの個性溢れるデザインと空間が繰り広げられている。 いろいろ語りたいけど、一人思い出して反芻するだけにしておこう。モザイクタイル がとってもかわいらしい。 相方は念願のトカゲのモニュメントとツーショット写真を撮り、僕はそこに何故か 立ってた西部劇の銅像のようなカッコしたパフォーマーと写真を撮り 公園内のバル兼おみやげもの屋で絵葉書を買って、列柱の広場を走って見に行って 集合場所へ戻るとまた遅刻。落第生2人。 ガウディに触れる旅はこれでおしまい。全然物足らん!実際に見て触れた事には 意義があるけど、また来たい。また来る。 山手からまた市街へバスを走らせて次なる目的地はピカソ美術館。バスを降りて から、美術館まではバルセロナの中でも日本人観光客が狙われやすいと言う物騒な 地区を歩く。しっかりカバンを抱えるようにして歩く。 ダウンタウンって感じの街は治安さえ良ければ散策にちょうど良いいい感じなのに。 現地日本人ガイドのオッチャンが先頭を歩き、後ろにはスペインのオッチャンガイド が着いてくる。ちゃんと目配せしてくれてるようで少し安心。 ピカソ美術館で入口の恐そうな守衛みたいなオッサンにビクビクしながら入場。 ここはピカソが幼少時代から抽象画に至るまでの絵がたくさんある。 やっぱり天才画伯。15才で絵の先生だった父親の実力を超えてしまったんだって。 確かに素晴らしい絵ばっかり。 後にマドリッドで見るベラスケスの名画をピカソ 流に解釈した絵も興味深い。 ここではお土産を買わず、またバスに戻る。泥棒さんたちは寄ってこなかったが やっぱり少し気持ち悪い。 今度はカテドラル(大聖堂)近くのお土産物屋へ連れていかれる。 お店にいた赤ん坊がニコニコしてこっちを見ていた。めちゃくちゃ可愛い。 子供の笑顔は世界共通だ。そんな所にちょっと感心。 日本人だらけのお店をアタフタウロウロし、ガウディの建築の絵の入ったちっちゃな ノートを9冊も購入。何するつもりだ。相方よ。。 店の前の歩道で僕はマルボロをふかし、街を眺める。日本の街を思い浮かべて見比べ てみた。まず、電柱がない。わけの分からない看板がない。自動販売機がない。 そして、古い建物がしっかりそれぞれが自己主張しながら今も息づいている。 少し冷たい冬の空気が気持ちいい。 広場ではスケボーをしている少年がいる。 現地ガイド2人のオッチャンはこれでお別れ。ありがとう お昼御飯は1階がバル、地下がレストランになっているお店。なんていうメニュー なのか分からないけど、イカスミハヤシライス。。みたいなの。 ちょっと塩辛いけど、美味だった。ここで飲んだビールがスッキリとしっかり 引き締まった味がしてとてもウマカッタ。 バルセロナを後にしてバスは有料高速道路を走って、バレンシアへ向かう。 途中から地中海が見えてきて、ちょうど夕日の反射を受けて、海から空への 夕焼けのグラデーションが見た事も無いような赤紫色に輝いていくのが見える。 途中トイレ休憩に入ったサービスエリアでテレビで何故か「欣ちゃんの仮装大賞」 をやっていた。びっくり。なんでやねん。ってテレビに向かってツッコミを 入れておきました。スペインなのに。 大きな山々を見ながら陽が沈み、車窓は暗くなってしまい、まだ少し時差ボケの 残るツアーメンバーほぼ全員熟睡。 バレンシアのホテル到着したのは何時だっただろうか。そのままホテルには入らず うらぶれた路地を5分程歩いて「BAR MARI」ここでパエリアをいただく。 最初におっきな鍋を持って来て「こんなんできましたー写真どうぞ♪」みたいに 見せに来る。じゃぁ写真撮ろうか、ってな感じで写真を撮り小分けにされた パエリア。見た感じはケチャップベースのチャーハン?僕の皿だけ明らかに具が 少なく、ムール貝も他のにくらべて1/2の大きさだ。ハズレた。。 でもパエリアはしっかりと美味しかった。 黄色い壁とタイルの装飾が嫌味なく 田舎町のBARのデザインとして生きている。 少し埃っぽい街のライトアップされたちっちゃな教会を後ろに眺めてまたホテルへ。 ホテル「Express by Holiday Inn」ホリデーインって日本にもあるし。。 関係有るのかどうかは分からないけど。 新しく、デザイナーホテルのような紫や緑や赤の色づかいがコレマタ嫌みなく 洗練されたセンスの良いデザイン。部屋は普通だったけど。 エレベータでスペイン人の犬をかかえたオバチャン2人宿泊者が何やら話し掛けて きてくれたがこれまた全くわからん。。英語も通じないのでただひたすらに首を 降り、「ハポン」って言うと、妙に納得していた。 ビールも飲んでやたら眠くなった僕は10時頃には熟睡。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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