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カテゴリ:戯
さだまさしの歌にもあるような ちょっと甘酸っぱくて切ない思い出は無いけれど 「雨やどり」 なんて、最近しなくなった。 街を歩いていれば商店街はあるし、喫茶店はあるし。 ひとつの出会いの物語。。なんてドラマの中の話だけ。 今日は我が家からずっと歩いてみました。 目的も決めず。団地地帯を抜けて、高級住宅街なんかを うらやましげな視線で眺めながら、薄曇りの初夏の風の中。 電車ひと駅、そしてモノレールひと駅。 お昼ごはんを食べて、帰りは、レールを少しはずれて 30年前の開発から取り残された旧街の中。 ちっちゃな雨粒が当たりだした、と思ってたら 大粒の雨に変わってきた。軒はみんな旧街の門。 ちょっと気がひける。 でも商店街はもちろん喫茶店もない。 少し先に見えた集会所の入り口の庇の下で 小休止をかねた「雨やどり」 土間に座り込み、雨の空を見上げて たわいも無い会話を交わす。 地面にほど近い視線で アスファルトに当たる雨の音を聞きながら 何気ない時間を過ごすことが、とても心地良かった。 小雨になって、しっかり湿った道を 靴を濡らしながら歩いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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