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カテゴリ:詩
簡単に傷つく 脆い心が 痛みを感じて泣き叫ぶ
涙がこぼれて雨となり 心にしみて赤く染まる 辛い辛いと溢れる吐息 やめてやめてと耳を塞いだ 叫ぶのも 泣くのも 耳を塞ぐのも 止める事が出来るひとつの糸 結んだその僕の指を 引っ張って引っ張って 見えない大地と光の先に 微笑みながらあの子が呼ぶ 閉じた箱を優しく開けて ナイフを持って切らないで とがった切っ先を怖がる僕を 身を挺してかばってくれた 君のカラダが傷ついても 切り傷だらけのその背中を 決して僕には見せなかった 強がっては無理に笑う君に 申し訳なくて ありがたくて 君の身体は釘がいっぱいで それでも君が笑うから 僕はもう そんな君を見ていたくないから 強くなる 君を今度は僕が護ると 脆くて弱い 心に誓う あの頃の僕を 辛いと怖いと泣いてた僕に 背中を見せて 果てへと旅立つ 小指に結んだその糸を 決して離しまいと もう1度だけ強く結んだ 僕等の糸が 強く濃くなり朱色に染まる 弱い僕に『さよなら』を 強がってた君に『ありがとう』を お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.17 21:53:30
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