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池袋の新文芸坐で、13日までチャップリン映画祭をやっています。
私が行った日は「サーカス」「ライムライト」の2本立てでした。 私が小学生の頃、父親がサイレント映画の大ファンだったので アニメ映画に連れてってもらった記憶がほとんど無い代わりに チャップリンやバスター・キートンの映画に しょっちゅう連れて行ってもらってました。 逆に母親は、サイレント映画が苦手で(笑)スプラッター 映画ファン。なので小学校低学年の頃から 「死霊のはらわた」「エクソシスト」「サスペリア」 「オーメン」「デアボリカ」(胎児に悪霊がのり移る映画) など沢山見ました。 ・・・昔は、ビデオもテーマパークもなかったので 休日の娯楽と言えば映画が多かったです。 んで本題のチャップリン。 ライムライトは小学生の時に見てたんだけど 当時はおもしろくないって印象でした。 というのは、ライムライトは今までのチャップリンと 違って、ドタバタ・ちょび髭・山高帽に靴 というイメージはほとんど無く、無声ではなく トーキー映画なんです。なので小さい頃は ドタバタっぽい方が分かりやすく、ストレートに 笑えた分ライムライトって難しかったみたいです。 大人になってから見たライムライトは セリフの重さ、チャップリンとヒロインの関係が 深く伝わってきて面白かったです。 若い頃の名声が忘れられず、現実の自分を受け入れる事の できない年取った道化師と、バレリーナを目指すヒロイン とのラブロマンスなんですが チャップリンの、説教くさい人生観がなかなか小気味良かった。 親子ほど年齢差のある二人だったので、哀れみで 付き合ってるんじゃないかと周囲に言われるヒロインが 純粋にチャップリンを愛しているのが画面の隅々から 伝わってきて切なかったです。 後から知ったんだけど、ライムライトって「舞台に立ってる役者を 照らす明かり」の事だったんですね。 ビックリしたのは、最後にチャップリンが 有終の美を飾るパントマイムのシーンでなんと キートンと共演してたんです! 今度は「街の灯」「キッド」を大きなスクリーンで 見てみたいです。子供の頃とまた違った目で チャップリンを見れると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 13, 2005 02:31:54 PM
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