創造する回廊

この半年間、自分でもびっくりする事だが、
毎週日曜日、休日なのに朝８時に起きていた。土曜日なんて昼まで寝てるのに。
なぜって・・・もちろん「仮面ライダー響鬼」観るためさ。

この半年間、とても良質なジュブナイルを紡ぎだしてくれました。
純粋には仮面ライダーと呼べるか微妙なところはあるんでしょうが、
そんな事はどうでも良かった。
骨太な設定、緻密な演出。
そしてキャスティングの成功。
このまま行けば間違いなく、特撮史に残る名作の一つに数えられたでしょう。
そう、平成のウルトラマン・ティガの様な。

そんな特撮ファンの夢は、理不尽な理由で無残にも砕かれました。
何か大袈裟かも知れませんが、
私の正直な今の心境なんです・・・

製作スタッフ総入替え、路線変更。
主役の明日夢君はいつのまにか脇役に格下げされ、
鬼達は、魔化魍を清める事すら忘れ、
メインキャラクター達は人格すら豹変し・・・
突っ込みだしたらキリが無い、っていうか悲しくなってくる。

ぶっちゃけ、打ち切ってくれた方がまだ納得できるよ。
ブレイドみたいなライダーにしたいんなら、新番組でやってほすい。
大事なモノが汚されていく様で、
おれの半年間を返してくれ～って気分になります。

東映さん、響鬼はＤＶＤの売り上げも確実に落ちますよ。
私も購入予定リストから削除しちゃったし。
今回の路線変更で、そんなにオモチャが売れるとも正直思えないんですけど。

失ったモノをとやかく言っても仕方が無いですね。
ひたすら残念・・・それだけ。
そして少なくとも、この半年間の響鬼には楽しませてもらいました。
スタッフの皆さんへ、ありがとうと言いたい。
いつか、またあんな素晴らしいドラマに出会える事を待ち望んでマス。