大粒の雨、向かい風の中高橋と一騎打ちとなった31キロ過ぎ。
背後から追走していた高橋が、みるみる失速していく。差が開く。大会初優勝だ。
2時間26分15秒。世界選手権代表の内定基準タイムには16秒及ばなかったが、
寒さと風に見舞われた気象条件を踏まえれば代表入りは確実。
97年の初マラソンを除いて、日本人選手に負けなしだった高橋を倒した30歳に
満面の笑みが広がった。
「最後の1カ月間に体調を崩したり、ふくらはぎを痛めたりして、筋肉が落ちて
しまった。順調に練習できた土佐さんとの差はそこにある。それも実力の内。
私の実力不足です」高橋談。
誰もが信じられない、Qちゃんの失速
高橋の、故障はつきものだがこれまでは体調不良でも何とかしてきたのだが
年齢と決め付けるのは酷なのかも。。
31キロ過ぎ、見る見るうちに後退していき最後には尾崎にも抜かれてしまった。
期待の大きかった高橋だけにファンはショックを隠しきれない。
来年の世界選手権の切符は手に入れなかったが、何とかこの無念を
次の選考レースに頑張ってもらいたいですね。