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R君へ
君がご両親と一緒にウチに挨拶に来たのは、去年の秋でした。 まだ幼さが残る君を預かる事になり、正直「困ったナァ」と思ったのを憶えています。 「親父なんて早く死ねばいいのに」 そんな悪態をつく君でしたが、あの事件があってから、 少しお父さんの気持ちに近づけた感じがします。 そして今年の父の日。 業務命令で「お父さんに感謝の気持ちを伝えて来い」と言われ、 困惑しながらも、自分の気持ちを伝えた君の姿に感動しました。 しかし。 社会人としての自覚や職人としての腕前も全然まだまだです。 教えたい(伝えたい)事がまだまだ山の様にあります。 でも旅立ってしまう。本当に、本当に残念です。 言いたい事は沢山あるけれど、長くなるので辞めておきます。 唯一つだけ。 君の人生は君のもの。 他人に左右される事なく、自分の信じた道を進んでください。 頑張れ。 べんぞう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 26, 2011 10:41:23 PM
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