公務員試験「数的推理」の超高速解法■-確率
≪問題≫2つの箱A,Bがあり、箱Aには赤玉3個と白玉1個が、箱Bには赤玉2個と白玉2個が入っている。今、それぞれの箱から3個ずつ玉を取り出し、Aから取り出した玉はBに、Bから取り出した玉はAに入れる。その後、箱を1つ選び、その箱の中から1つ玉を取り出すとき、その玉が白である確率はいくらか。ただし、箱A,Bを選ぶ確率は等しく、また、1つ1つの玉を箱から取り出す確率もそれぞれ等しい。1. 1/62. 3/53. 1/44. 1/35. 3/8 mazuha jibun de kangaete ne !━━━━━━■解説解説━━━━━━設定がやや複雑に見えますが、大丈夫、「具体的な例」でテキトーに考えていけば簡単です。いきなり式にいくのではなくて、最初に状況をしっかり把握しましょう。------------------------------・A 赤3+白1(4個)・B 赤2+白2(4個)・合計 赤5+白3(8個)・3個ずつ入れ替える。・A,Bいずれかから1個を取り出す。◎それが白である確率を求める。------------------------------これで条件抽出完了。さて、まず「AとBから3個ずつ入れ替え」という部分ですが、この「操作」をしてもA4個、B4個というお互いの個数は変わりません。そして、A,B両方合わせて 「白が合計3個」ということも変わりません。ですから、この「A,B両方の白の合計は3個である」ことに注意して例えば(この「例えば」と考えることがポイントです♪)◆3個入れ替え後のAとBがA(赤赤白白)・B(赤赤赤白)となったと考えると、白の出る確率はAは2/4、Bは1/4とすぐわかります。そして、Aを選ぶかBを選ぶかは「1/2」なので「1/2」×2/4=1/4(Aを選んで白になる確率)「1/2」×1/4=1/8(Bを選んで白になる確立)となり、この2つは連続操作ではない(独立事象)なので、単純な足し算(和の法則)で1/4+1/8=3/8となります。もう一つ例としてやってみると、◆3個入れ替え後のAとBがA(赤白白白)・B(赤赤赤赤)となったとすると(白の合計3個に注意です)白の出る確率はAは3/4、Bは0/4となります。そして、Aを選ぶかBを選ぶかは「1/2」なので「1/2」×3/4=3/8(A)「1/2」×0/4=0(B)となり、この2つは独立事象なので和の法則で足し算(Bは確率0ですが)してやって3/8+0=3/8となります。(例を使った検証終了)-------------------------------------------実は、この問題では「白3個をA,Bに振り分けたパターン」は、(A-B)→(3-0)(2-1)(1-2)(0-3)の4通りしかありません!そして、(3-0)と(0-3)、(2-1)と(1-2)はAとBが逆になっているだけですから、上でやった「2つの例」---------------------------A(赤赤白白)・B(赤赤赤白)A(赤白白白)・B(赤赤赤赤)---------------------------で「すべて」ということになります。ですから、どんな3個の入れ替え方を行っても結果は同じ確率3/8になるとわかって終了です。正答 3/8(選択肢5)質問などあれば下記メールフォームからお気軽にどうぞ♪ → http://www.8000.jp/mailform今日は朝から授業が連続4コマ。その後も場所を移動してさらに4コマ。まあ、普段通りの木曜日ということです。笑