イルカと逢って、聞いたこと
この本を読んだ。今まで、余りイルカに興味はなかったが一緒に泳いでみたくなった。捕鯨・食鯨、犬については「頭が良いから食べてはいけない」というのは優生主義では。頭悪かったら食べて良いの?と思っていたが「共喰いに近い」と言われればなるほど、外国人を食べてる感じか…と理解出来た。「この惑星の真のリーダーであるイルカたち」この表現は楽しくて良い。シャチに関して言えば海の中ではとても敵わない相手であって自分たちはシャチに取ってはご飯の一種でしかないだろうから自分より圧倒的に強い相手に対して「守る」という意識を持つのは傲り と感じる。ただまぁ 神様みたいな相手を手懐けて芸をさせて「かわいい」とか言ってるのも気違い染みてはいる。「あしかの目が血走っていて怖い」と感じていたのは気のせいではなかったんだなと本にはアシカの話はないけれど水族館が持つ問題点について、わかって良かった。陸に上がって爆発的に増えた人間の群れは自然の法則に従って集団自殺の方向にゆっくりと進んでいるんだろう。そしてただひっそりと死ぬのではなくテロリスト的に周囲を巻き込んで道連れにする事を望んでいる。