28歳。乙女と言い張る日記

黒の十字架をやりまして、なんだかとても『弄り遊戯』がやりたくなりました。


未だにマリンハートの看板として見やすい所に作品紹介がありますね。
実際マリンハートの中だけでなく、業界の中で考えてもかなり面白い作品だと思います。
どっかの優良メーカーが版権を買い取ってリメイクしてくれないかなーってくらいに
マリンハートにはもったいない作品です。

面白いと言うか、すごい切ないし何かトキメク作品です。
主人公がうじうじしていてなんかムカついたり
ちょっと展開が早くて話に納得ができないんだけど？
ってところもあるんですがそんなことが気にならなくなる位に切ない。
萌えもあるけど、ホント切ない。

勝手にキュンキュンしながらプレイしているので温かく見守ってあげてください。

主な登場人物は
・うじうじしてて卑屈で加虐心を芽生えさせるようなタイプの主人公
・３人の中学時代いじめっ子
・かっこよくてお節介で、実は主人公の苦手としている大学の友人
こんなところです。

ぶっちゃけて言うと、４人とも主人公にメロメロです。
特にいじめっ子が、好きな子程虐めたい状態で
好きなんてことを認識しているのか、いないのか分かりませんが
ものすごい執着心で、その熱い思いを虐めという歪んだ方向でぶつけてきます。

ボキャブラリが貧困なので不本意ながら安っぽい言い方をしますが
主人公は男をひきつけて止まない魔性の受なんですね。
まぁ、あんまり魔性っぽい性格ではありませんが…

主人公は中学の同窓会へ出ていじめっ子たちと再会することによって
またいじめられっ子として開花していきます。


まず、私の一番お気に入りのいじめっ子二宮から
口でのいじめをしていた子でヘラヘラしたギャル男です。
それでも純愛っつーか、キュンキュンする

とりあえずキュンキュンする場面をいくつか

弱みを握られ、女装をさせられた主人公はクラブへ連れて行かれます
そこでいつの間にか主人公は別の男に、トイレの個室でエロイことをされてしまいます
で、そんなところを二宮が目撃してしまうシーンがですね…
いつも軽い子なのに怒っちゃうし、すっごく真剣に不機嫌になるんですよ。
たまらんね
で、「そんなに大切なおもちゃなら一人にするな」と言われ
「…大切じゃねー」と呟くのですよ。
うゎー、キュンキュン。

衝動的に強引に抱きしめたりキスしてきたりで
あーこいつメロメロだなぁ…
って分かるのに、決してそんな事を言わないし考えないし
それが卑屈な主人公に伝わる訳も無く
あとちょっとなのに一方通行ってところが切ないです。


で、主人公を犯してさらに独占欲が沸いたのか今度は軽く監禁してきます
主人公の家の鍵と財布を取り上げて出られないようにします。
まぁ、主人公も後で気づくんですけど余裕で逃げられますね。
だけど逃げる事を考え付かないくらいに支配されてきてるんですよ。きっと、ね。

で、そんな主人公の軟禁生活は
寝るor家に来る二宮に犯されたりご飯とかのお世話をされたり
の生活。
端からみてると愛されつくして甲斐甲斐しくお世話までされて…
だけど、まぁ2人の関係はそんなラブじゃないんですよね。

主人公も『男同士だから恋愛関係なんてありえない』ってこの期に及んで
言い訳でなく、真剣に思ってるんだから。


クライマックスでは、おもちゃにされることに嫌気をさした主人公が
道路に飛び込んで行きます。
二宮はそんなことされたらツライし、お前の側にいたら狂っちまう
ってんで開放してくれるんですが
ここのところの二宮の台詞が、好きなんて一言も言わないのに
ずっとめっちゃラブなんだなーって伝わってきてキュンキュンです
ここはぜひプレイしてもらいたいです。

で主人公は自由の身になりますが、どうやって生活していけばいいか分かんなくなっちゃいます
布団で寝ようにも二宮の匂いで思い出しちゃうし
風呂場に入れば髪の毛で思い出しちゃう
そんなのが嫌で家から飛び出しますが
『自律神経何とかって聞いたことがある…、ひょっとして病気？
原因は二宮だし、会ってみれば何か分かるかも…』
ってんで会いに行っちゃいます。

ナニ？その思考回路？おかしくない？
なーんて思っちゃいますが、でもこの行動が嬉しいのですよ。
この卑屈な主人公が自分から行動してくれるんですよ？
もう嬉しくて嬉しくて。

結局ラストまでどっちからも愛の告白は一切無いんですけど、それが逆に切なくてキュンキュンです。
在り来りなめでたしめでたしのお話より、余韻があって好きです。


いやー、
状況説明とか私の文才では全然伝わらないし
もっとキュンキュンして切ないシーンがたくさんあるので
是非是非プレイしてください。