葉月といっしょ

仕事に行ったら、「たいへんだったね」とか「疲れたでしょう」とか「お疲れ様」とか、いろいろな人が声をかけてくれました。

「どうだった？」とか聞いてくれたり…。

どれも一つ一つさりげない一言だけれど、そういう一言で気持ちが明るくなります。

私も、「おつかれさま」とか「たいへんだったね」とか、そういうさりげない一言をちゃんと言える人になりたいと思いました。

以前、定年退職した方が、退職の際、みんなにメッセージカードとプレゼントをくださったことがあります。

そのときいただいたカードに、

「あなたは感謝の気持ちをもっと持つといい」

と書かれていました。

そのときは、周りから見て「感謝の足りない人間」に見えるんだなあと少なからずショックでした。

でも、今考えると、何か大きなことがあったときに特別に感謝するのではなくて、周りにはいつも必ず自分を支えてくれている人がいるんだから、そういう人の支えに気づきなさい、ということを教えてくれたのかなあと思います。

そして、「うれしいな」「ありがたいな」と思ったら、すぐに「ありがとう」と言葉に出して伝えること。

大切にしなければいけないのは、そういう「さりげない気遣い」「さりげない一言」なのかなと思いました。