篤姫
NHK大河ドラマの原作『天璋院篤姫』読んでみました。 上巻は、島津の分家の娘だった篤姫が将軍家定の御台所になっていく様子に、わくわくしたり次が楽しみになったりしたけれど、下巻は、孤独や悲しみを抱えて年を重ねていく篤姫の様子に胸が詰まる思いでした。嫁ぐ先はすべて周りが決めるのが当然で、政治の道具とされるのも仕方のないことと受け入れながら、孤独の中で強くなるしかなかった篤姫。こんな篤姫の悲しみや孤独を宮崎あおいさんがどのように演じていくのか、大河ドラマを見るのが楽しみになりました。ところで、『天璋院篤姫』の中に、篤姫が狆を飼う場面が出てきました。座布団に載って篤姫の元に献上され、とてもおとなしく自分から篤姫の膝に乗ったり手毬にじゃれて遊んだりしていました。うちにいる狆とは全然様子が違いました。ちゃんとしつければ、葉月もきっとこんなお行儀の良い狆になるんですよね…。