曳馬野

今日は、西行岩へ御案内します。

見晴らし広場の一角にある「西行岩」は、西行法師が修行したと伝えられる大きな岩です。


桜にあこがれ　桜に魅入られた歌人西行。

亡くなった2月16日は　桜の花咲く　暖かい春の日だったという。享年73歳。

(旧暦2月は今の暦にすると3月中頃)


桜の花をこよなく愛した、元武士である西行の和歌　二首。


「 願わくは　花の下にて　春死なむ　その如月(きさらぎ)の 望月(もちづき)の頃 」

　　願いがかなうなら 桜の下で　春に死ぬことができたら

　　　　　　　　　　２月の 満月の頃に

( 注　如月:きさらぎ、2月の意。お釈迦さまの入滅した月)


「 世の中を　思えばなべて　散る花の　わが身をさても　いづちかもせむ 」

　　世の中を　思えばすべて　散りゆく花のよう

　　　　　　　　　　　わが身も思えば　どこに置いたらよいのだろう











あの岩山の頂上で　座禅を組んで修行を…

この岩は断崖絶壁にあり、落ちたら助からない。








裏手に回り撮っています。

ロープ(太い紐)、分かります？


余談になるけど、あの大岩を登った。

で、帰るとき　下を見たら足がすくんで帰れなくなっちゃた!!

後悔　先に立たず。

<　この　ロープ　大丈夫　かな…!?　途中で切れたら　どうしよう…>

下りて地面に足が着いた時には、全身　冷や汗　タラタラ　ひざ ガクガク。


【一枚の写真】


そばに石仏が…。



風雪に耐え　いいお顔をしてる…　「カシャ」


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