曳馬野

「浜名湖周遊道」編も　終わりに近づいてきました。


今日は写真13枚、一挙掲載します。少し長くなりますが、最後まで　御覧戴ければ幸いです。


【 浜名湖岸　八十八ヶ所霊場　弘法大師　第二十七番礼所　穴大師 　】










参道を歩く。


「参道」は「産道」を意味します。


長い山道、冷たい石畳、急な階段。

「参道」を進む、それは　母の子宮の中に帰る道です。

　
母はお産の辛さに耐えて　子を産みます。

参道を歩きながら　母のお産時の苦しみを思います。

<お母さんは、私を産む時　こんな苦しみを経験したんだ…>

一歩　一歩　歩きながら　仏様のもと(子宮)へ帰って行きます。

仏様のもとは、子宮の中を意味します。


人は、仏様に自分の悩み事を話し　救いをもとめます。

仏様は、人の悩みごとを聞き、苦悩を懐(ふところ)に収めます。


そして、人は仏様に聞いてもらい、さっぱりした明るい心で　参道を戻ります。

参道を戻る事は、再び社会(俗界)に戻り、新しい生活を始める事を意味します。


参道を歩く時、心静かに　急がずに歩きます。

それは　一歩　一歩　足を踏み出すたびに　仏様の胎内に戻って行く道なのです。　

















『穴大師』の入り口です。



今　入って来た入り口を　内側から撮っています。





中に入りました。













この向こう側に　弘法大師が彫ったという石仏が祀(まつ)られています。

なぜ　石仏が写っていないのか　今もって分かりません。



家族の健康、自分の健康　悩み事。


弘法大師の御慈悲、御利益(ごりやく)は　本人に　家族に　御先祖様に　時空を超えて

水面に広がる　さざ波のように 広がっていきます。


舘山寺の境内で、　手を叩いてお参りをしている若い人を見かけましたが、ここは仏様がまつられている場所ですから、参拝するとき　手を叩きません。静かに手を合わせます。


「仏」という字は　にんべんです。

仏様は　もとは　人間です。

弘法大師様も　もとは人間です。


人が人に手を叩いたら失礼になる。

手をたたいて参拝するのは「神様」に対してです。

神社にお参りするときは　手をたたき　参拝します。

お間違いのなきように。念のため。



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