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カテゴリ:ボランティア・NPO
まだ20代と思われる若い男性から NPO法人の設立相談を受けた
相談の趣旨は グループホームと高齢者や障害者の介護施設をつくって運営したい。 色んな事を質問されたけど… その中に 「法人をつくってから 事業活動を成功させるノウハウ、方法を教えて下さい」 「ありません!」 「… …!?」 <そんな方法があったら 誰も苦労しない!> 「現在の介護施設で 働いている人たちは 低賃金で働いています 今、運営されている施設のパンフレットを見ましたが いずれも書かれていることは理想論です 私は 利益を追求しないで 職員に出来るだけの高賃金を支払い 働いてもらいます」 「NPO法人が 利益を追求はしないけど、内部留保して 利益を積み立てて行く事は良い事 なんですよ」 「えっ そうなんですか?」 「だって 将来 施設の利用者が増えて もっと大きな施設を借りるとか 新築するなり必要に迫られたら その時 どうするんです? その資金は どこから出るんですか? 個人の家庭でも 万が一 家族が病気になったときに備えて 定期預金とか積立金とかしています。法人でも会社でも同じことがいえます」 「でも NPO法人をつくると 県や市から助成金や補助金がでるんでしょ」 「皆が皆 助成金や補助金を 受け取れるわけではありません。 そういうところも あるという事です」 人は パンのみに生きるにあらず たいした額の変わらない給料なら 同僚、経営者の人柄など 職場の環境を重視するのが人間。 不景気な今どき 高賃金で働いてもらおうなんて 机上の理想。 資金の心配をせず、つくってスタートすれば なんとかなると思っているのかな…? でも 若い人って いいなぁ 芽を摘まないように 少しでも理想に近づくように 手を差し伸べるのが おとなの責任かも 念ずれば 花開く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.10 19:55:29
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