曳馬野

【名所旧跡を訪ねて】

万葉の森

ゆずるは






いにしえに　恋ふる鳥かも　弓絃葉の　御井の上より　鳴き渡り行く　（弓削皇子）
（いにしえに　こいふるとりかも　ゆずるはの　みゐのうえより　なきわたりゆく）

いにしえに　…古に。過ぎ去った昔を。過去を。
恋ふる　　　…慕う。
鳥　　　　　…とり。ここでは「ほととぎす」。
弓絃葉の御井…吉野離宮近くにあった水汲み場。
　　　　　　　　　ほとりに弓絃葉が茂っていたためこの呼称がついたようです。
　　　弓絃葉…常緑高木。庭木とし栽培。この木は新葉が出てから古い葉が落ちる。
　　　　　　　　　新旧ゆずる葉の意から　ゆずるは(古語)、ユズリハ(現代語)。
鳴き渡り行く…鳴きながら大和の方へ渡って行くの意。
弓削皇子　　…ゆげのみこ

弓削皇子は他に
　霍公鳥(ほととぎす)　無かる国にも　行きてしか　その鳴く声を　聞けば苦しも
　ほととぎすの　いない国に　行きたい　その鳴き声を　聞くとつらい

一口メモ…当時の人々はほととぎすに　過去をしのぶ（追想する、追憶する）鳥として特別な思い入れをもっていたようです。







きょうも一日　いい日でありますように

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【雑記】

大気も澄みわたり、はるかの山々もはっきり見えるころになりました。

１１月１５日（火）の七五三を前に　松竹梅や鶴亀などの縁起物が描かれた袋に紅白の飴を詰め　七五三の準備に入った神社がある。

あと数カ月で今年も終わり　頑張るぞ～
人生を振り返ったとき　「我が人生に悔いなし」

でも　だれか　言ってたな
「後悔ばかりが人生だ」

柿や梨　果物が美味しいこの時期は　食べ過ぎて「後悔してます」　\(^o^)/


　　秋を愛する人は　心深き人　愛を語るハイネのような…♪