故郷のなまりと石川啄木
インターネットでも 方言をテーマにしたブログがあったりして 方言がもてはやされる時代です。方言を使うことが、若い人たちの間で 一つのスタイルになっているようです。個性が重視される時代ですから 方言を使うことによって自分らしさを言葉で表現しているようです。以前は方言で話すのは恥ずかしく隠すようにしていました「おじいちゃんが方言で話すのはかっこいい 自分たちも話したい」時代は変わった!方言は故郷の言葉「ふるさと」と言えば石川啄木でしょうふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかないのちなき砂のかなしさよ さらさらと 握れば指のあひだより落つ 握れば=にぎればかにかくに渋民村は恋しかり 渋民村=しぶたみむら おもひでの山 おもひでの川ふるさとの訛なつかし 訛=なまり 停車場の人ごみの中に 停車場=ていしゃば そを聴きにゆく 聴き=ききやはらかに柳あをめる 北上の=きたかみの、岩手県北上川 北上の岸辺目に見ゆ 岸辺=きしべ 泣けとごとくに