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姪っ子が学校でいじめられているのです。
彼女は今小学校4年生。 早産のためたった800gで生まれ、半年以上保育器の中で過ごした彼女は 今も同級生より発育が少し遅いために身体も知能も少し劣ってしまう。 だからいじめられるの? どうして? がんばっているよ、彼女は。 それなのに。 あたしは昔の自分を思い返した。忘れたことはない。 彼女と同じころ似たような目にあっている。 あたしは勉強も運動も人並みにできるものはほとんどなかった。 いつも下を向いてひとりで本ばかり見ていた。 そういう人一人はいるよね、クラスに。 子供って残酷なことをわりと普通にやるんですよね。 できない子は見下されるんです。 あたしのころはまだ平和だったかもしれないけど。 基本的には「なかまはずれ」です。 班決めとかではいつも最後に余りで入れられたもんです。 はじめはやっぱり入れてもらえないことが寂しくて悔しかった。 でも「自分はできないんだからしかたがない」とあきらめてた。 勉強も運動も嫌いだったから別に努力してまでできるようになりたいと 思ってもいなかった。 学校の友達に親友なんていう人はいなかった。 ただのいじめられっこの集まりだけ。 自分のようないじめられてる子たちはやっぱり何かが欲しくて集まるのだと思う。 こんなことされたとか言われたとかお互い話すと少しはすっきりしてたんだろう。 でも解決策は別にない。 傷を舐めあってただなぐさめあってた。 そんな自分たちは情けないと思った。 何年もいじめられた小学校を卒業するとき。 あたしはひとりでも大丈夫な人になろうと決めた。 すぐ近くにあった中学校は同じ人たちが入る。 ただ、新しくできた小学校からも人がきたので少しいじめは改善された。 趣味の合う友達が何人かできた。でも裏切られた。 やっぱり。と思ってたしいじめは続いたけど。 でもいいこともあった。 中学での思い出は2年のとき入部した合唱部にしかないと思っている。 それだけがあたしを支えた唯一の場所だったから。 とても楽しかった。毎日音楽室にいるときだけココロが開放されてた。 歌うことが好きでみんなでひとつになるのがあんなに楽しいと初めて知った。 彼女にもそんな場所が見つかればいいな。 無理にいじめられる人のところには行かなくていい。 でもひとりぼっちなのを人のせいにしてはだめ。 自分で決めたんだから。 入れてくれないあなたがいけないというのは卑怯者だ。 同じ年の子がだめだから年下の子に逃げ道を作る。 でもそれでは自分でもダメになってくのがわかる。 いじめてる子と同じなんだと気付いた。 あたしは一人で楽しいことをいろいろ探した。 パズル、料理、マンガ、小説、音楽。 好きなことしかしてなかったと思う。 基本的に嫌なことは避けて通るタイプだから。 一人で大丈夫になろうという発想も人と関わるのを 回避するためだったんだろうと思う。 あたしはなんだか今でも壁を張りめぐらせて侵入を拒んで生きてる。 本音は曝さない。 ココでは結構出してるけど、本名じゃないからね。 ブログのことはゆっきーにすら教えてない。 でもそれはとても寂しいんだよ。 あたしみたいにならないで。 なっちゃん。 負けないで。きっとなっちゃんにも見つかるから。 シアワセなことはちゃんとあるから。 今はちょっと辛くて苦しいけど。 自分を嫌いにならないで。 あたしはなっちゃんを大好きだから。 つらいときは泣いてもいいんだよ。 我慢しないで話してね。 いつだってあたしはなっちゃんの味方だよ。 こんなこと書いても所詮偽善なのかもしれない。 いい人だと思われたいだけだ。と奥の方で誰かがささやいてる。 あたしの強さは己の弱さを隠すための高く厚い強靭な壁。 そう見えるだけで本当ははりぼてなのだけどね。 素直な人にあたしはなりたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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