インブリードの弊害
クワガタをインブリードしていくとどうしても血が濃くなって弊害が起きます。自然界では、虫自体がそれを防ぐために羽化ズレをして同血同士がめぐり合わないような仕組みになっています。飼育下では、無理やり同血で交尾させますので、どうしても弊害が起きるみたいです。具体的な弊害の1つは卵は産みまくっているのに孵化しないことが良くなります。全く0かといと少しだけ幼虫が孵化します。0だと全滅するのでこれをを防ぐために少しだけ孵化するのではないでしょうか?我が家でも血が濃く虫が沢山います。どうしても幼虫の数が激減します。ミラビリスなども、同血でインブリードが進むと孵化率が悪くなって来るような気がします。オオクワなどの黒虫はあまり弊害が起らないですが、コクワ、シカ、フタマタなどは種類によって全く孵化しないことがたびたびあります。材をかじり回って爆産していると思ってもいざ割り出すと幼虫が全く取れず唖然とすることがあります。これを防ぐのは別血統の♂を探さなければいけません。オークションでマメに探せば、♂単を格安に手に入れること出来ます。私は、この方法で血の入れ替えを可能な限り実行しています。虫によってインブリードが全く問題ない虫と全くダメな虫がいます。たとえば、メンガタクワガタはインブリードは問題なく出来ますが、ジョンストンメンガタは、同血では全く孵化しなかった経験があります。つづく