塩を減らそうプロジェクト?
これまた頓珍漢なプロジェクトを立ち上げたものですね。まずはニュース記事を読んでください。・・・・・・・・ここから引用・・・・・・・・高血圧症予防を目指し「塩を減らそうプロジェクト」が発足 塩分の過剰摂取が健康にもたらすリスクについての正しい知識を普及し、高血圧症を予防することで脳卒中や心疾患リスクの低減につなげようと、医師や製薬企業などが参画した「塩を減らそうプロジェクト」が1月18日、発足した。 同プロジェクト代表顧問に就任した荒川規矩男氏(福岡大名誉教授・NPO法人日本高血圧協会理事長)は同日、東京都内で開かれた発足記者会見で、「高血圧症は加齢に伴う自然現象ではなく、食塩の過剰摂取が累積した結果だ」と強調し、「プロジェクトを通じて、高血圧症の疾患啓発とその原因となる食塩の摂取を減らす運動を広めていきたい」と述べた。今後は日比谷公園でのウオーキングイベントやウェブサイトによる情報提供などを実施していく。 顧問には荒川氏のほか、木村玄次郎氏(名古屋市立大大学院心臓・腎高血圧内科学教授)、檜垣實男氏(愛媛大大学院病態情報内科学教授)、土橋卓也氏(国立病院機構九州医療センター高血圧内科医長)が就任した。賛同団体・企業には日本ウオーキング協会、オムロンヘルスケア、万有製薬が参加している。 また、プロジェクト大使として俳優の石田純一氏を任命した。石田氏は「日ごろから薄味の食べ物にしたり、適度な運動をしたりしており、これからも体内減塩化に努めます」と述べた。【出典】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000005-cbn-soci・・・・・・・・引用ここまで・・・・・・・・ではなぜ頓珍漢なのか?まず、塩を減らそうプロジェクトサイトへ行くと、日本人の「食塩摂取量の年次推移」という折れ線グラフがあります。これを見ると、平成6年が12.8g/日で、20年ではなんと10.9g/日にまで少なくなっています。それでは高血圧の患者数はどうなっているでしょうか?・・・・・・・・ここから引用・・・・・・・・厚生労働省の平成17年統計調査による日本の高血圧の総患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は、780万9,000人で、3年前と比べ82万4,000人(11.8%)増加しています。加えて、潜在的な高血圧患者を含めると我が国の高血圧患者は3,000万人以上にのぼると言われています。【出典】http://hanabaka.com/10/post_13.html・・・・・・・・引用ここまで・・・・・・・・あれれ?食塩摂取量が減っているのに高血圧の患者は増えているではありませんか?それじゃあ食塩摂取と高血圧は関係ないんじゃない?「塩を減らそうプロジェクト」は、食塩摂取量と高血圧は無関係であることを自ら証明しているといえるのではないか?なのに「塩を減らそうプロジェクト」を立ち上げることは矛盾している。そういうわけで頓珍漢と表現したのです。ちなみに為谷は減塩を全然しないで血圧が下がりましたよ?何をしたのか?簡単です。蚤と蚤ルックダイエットを実践しただけです。逆に考えてみましょう。高血圧の主な原因は、肉と牛乳・乳製品だ、ということです。蚤と蚤ルックダイエットはその反対の食事法ですからそれで血圧が下がった、ということは、高血圧の原因は、肉と牛乳・乳製品だ、ということです。単純ですね?誰でも分かりますよね?でも医師だけには分からない。不思議ですね?「塩」は体を温め、免疫力を上げる!人気blogランキングへ