ただ殺されるためだけに生まれてくる鶏がいる!? 2005.05.26の記事の再掲です
コメントに卵のことを書いてもらいましたので、今日は卵の話題です。ぼくがそもそも肉と魚を絶つことにしたきっかけは、プリン体をできるだけ摂らないためでした。だから、加工品であるチーズやハム、ソーセージは食べていました。(加工するとプリン体が少なくなる)それと卵。これはプリン体ゼロなのですよね。だから一日一個、ほとんど毎日食べちゃっていました。でも今は卵も肉や魚の加工品も食べていません。100歩譲って卵が健康にとっても良い食品だったとしても、食べません。それは動物愛護の観点からです。鶏の悲しい一生を知ってしまったからです。つまり、鶏たちは、鳥類としてのまっとうな生き方をさせてもらっていないからです。『畜産ZOO鑑』という、畜産動物を紹介しているウェブサイトの「養鶏場へ行こう【養鶏家のお仕事】」と、『たまご博物館』という、卵の総合案内サイトの「施設見学」のページから抜粋しますね。(養鶏批判サイトからだと、不公平(?)だからです)あ、その前に、鶏には品種が二つあって、採卵種をレイヤー、食肉種をブロイラーといいます。ここではレイヤーの話です。===== ここから引用。( )内は竹彩のツッコミ ======1.鶏の改良が進んで、母鶏に卵を温める習性がなくなったことと、 (おいおい、これが改良って言えるのかい?) 産業として一度に大量孵化させる必要があることから、 人工的に孵化させるのが一般的。2.種卵(しゅらん)を孵卵器を用いて孵化させる。孵卵期間は21日。 (種卵ってどうやってつくるのだろう?自然交尾かな?人工授精かな?)3.SE(サルモネラ菌)チェックのための検体(フン)を採取する。 ヒヨコのおなかを軽く押さえて、体内にあるフンを出す。4.ヒナの雌雄鑑別。肛門鑑別法の他に、羽毛で鑑別できる品種もある。5.雌のヒナにワクチンを接種する。これは一羽ずつ手作業で行われる。 ヒヨコの背中を装置に軽く押しつけると、下から接種用の針が出てきて、 一瞬のうちにワクチン薬液が接種されます。 (雄はどうなっちゃうの?どちらのサイトにも雄の行方については 記述されていない)6.次は育雛(いくすう)期間です。(卵を産むようになるまでの期間) 餌付けから3~4週間は飼育箱の中で。その後は平面飼育。 だいたい120日前後で成鶏になる。7.つつき対策とデビーク。なんじゃ?デビークって? カタカナで書くからわからない。要するにくちばしの先をちょん切ること。 ほかの鶏をつつくんだって。つついて傷を負わせちゃうんだって。 この原因ははっきりしていなくて、ともかく対策として、 A)飼育環境を薄暗くする B)直射光を鶏体に直接当てない C)適切なデビークを行う ということを行うのだそうだ。8.産卵と光線 光は鶏の脳下垂体を刺激して、産卵を促す。 日の長さが短くなっていくと産卵活動が低下する。 よって、照明管理によって、鶏に秋の訪れを感じさせないようにする。 そのため1日15~17時間照明する。9.強制換羽 換羽(羽が抜け替わる)は自然に行われるのだが、自然換羽にまかせていると、 鶏群の状態が不揃いになり、経営的に問題が出るので、 一斉に人工的に休産・換羽を行う。 初産から10ヶ月ころ、卵質が低下してくる。そこで、強制換羽をやり、 卵質を戻す。 通常の飼育鶏は13ヶ月採卵なのに対し、換羽すると、さらに8ヶ月産卵する。 よって(ヒナの導入回数も減り)コスト減に結びつく。 強制換羽の方法:餌を与えず、暗いところに入れる(光を当てない)。10.採卵期間が終えるとお払い箱となる。 まだまだ卵は産めるし健康な雌鶏ですが、コスト削減のために、 屠畜される。 しかし、ブロイラーとは違い、肉はかたいので、ミンチにされて、 肉団子やハンバーグ、ハムなどの加工肉に混入される。 ===== 引用ここまで ===========これじゃあまるで卵製造マシーンだよ!鶏の、鶏として生きる権利を完全に無視している!!こんな過程で生産される卵は、いくら美味しかったとしても、どんなに栄養があったとしても、100歩譲ってとっても健康にいい食べ物だったとしても、ぼくは食べようとは思わない。「卵を食べること=罪」と感じざるをえない。で、雌雄鑑別でオスと鑑別されたヒナはどうなるの?(参考サイト)『畜産zoo鑑』http://zookan.lin.gr.jp/(参考サイト)『たまご博物館』http://takakis.la.coocan.jp/index.htm50代からの超健康革命 「第二の人生」を幸福に過ごすために/松田麻美子【3000円以上送料無料】【中古】早く肉をやめないか?—狂牛病と台所革命/船瀬 俊介