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私が船橋市に電話したまさに6月29日の日付で、市長公室市民の声を聞く課からお手紙がきました。
船橋市の職員さんが、『放射線は関係なしに排水口が詰まっていたらどんどん電話して下さい』 『市長公室が放射線関連の窓口になります~みなさんへの広報もします~』 と、言っていた、その日付です。 その職員さんの話し方では市役所内で色々な検討がなされている風でしたが、 お手紙を見てがっかり(-_-) 私には『船橋市は何もするつもりはありません』という内容を3枚のお手紙に長々と書いた、としか思えませんでした。 ブログにならないくらい内容が無い手紙なので公表しなかったのですが、小学生母さんの怒りを受けて、考え直しました。 市民の声を聞く課は「ただ要望を聞くだけで、問題解決する課ではない。」ということがご理解頂けるだけでもブログで公表する意味があるのかな、と思います。 尚、私の要望はたぶん5月初旬~中旬くらいに出しました。 まだプールやヤゴ取りについて何も決まっていなかった時期です。 ヤゴ取り中止については6月初旬にわざわざ電話を頂いたので、 この手紙を頂くまでは高感度高かったんですけどね~ 船橋市長 藤 代 孝 七 梅雨の候、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。 ご返事が大変遅くなりましたが、先日、ご要望のありました件につきまして お答えいたします。 I 震災廃棄物の受け入れについて 今回の大震災では、千葉県内においても甚大な被害が発生しているところで すが、このような中で、国から東日本大震災により生じた震災廃棄物の広域処 理体制整備の配慮について、4月8日付けで県を通じて通知がありました。 震災廃棄物の受け入れにつきましては、市民の健康を最優先に考慮し、国に おける放射線量の調査結果や震災廃棄物の処理方針等を参考にしながら判断し て参りたいと考えております。 2 放射線量の計測及び土壌の除染について 放射線量の計測につきましては、市独自の大気:土壌測定を6月3日より実施 し、放射線量の実態を把握するとともに市民の皆様にホームペ一・ジ等で公表 しております。 なお、本市では原則として、市原市にある県環境研究センターの計測値を公 式な数値として採用しており、現在大気の放射線量につきましては、通常数値 と変わらない状況にあります。下降した塵、雨水等に含まれている放射性セシ ウム及び放射性ヨウ素ともに不検出であり、健康に影響を与えるレベルでない 数値が示されています。そのため、土壌の除去などは行う計画はありません。 3 学校の屋外プールについて 学校の屋外プールにつきましては、千葉県教育庁教育振興部より、県内では プール清掃や水泳指導に放射線の影響がないとの情報提供がありました。ただ、 例年どおりの方法では、不安に感じている保護者の方々もおられることから、 本年度のプール清掃は教職員が実施することとしました。 4 学校給食の産地・食材等について 学校給食用食物の産地につきましては、船橋市中央卸売市場より、船橋産、 千葉県産、国産の順に安全なものを購入しています。野菜類は流水での洗浄、 ゆでこぼし、根菜類は皮をむくなどの方法をとることにより放射線物質をかな り減少させることができるとの調査結果が出ており、本市の学校給食における 野菜・果物の取り扱いでは、3回以上、流水で洗浄することを義務付けていま す。葉物野菜などは3回以上洗い、葉を切ってから茄でて水にさらして冷まし ます。その後、水気をよく切って保管してから調理しておりますので、仮に放 射線物質があった場合についてもかなり減少させることができます。 次に、学校給食用食材の安全性についてですが、国及び地方公共団体は、全 力を挙げて農作物等の安全確認を行っており、その結果、測定値を超えた農作 物等については出荷制限が行われ、現在市場に流通しておりません。従って出 荷制限が行われている産物は納入いたしません。 加えて、船橋市内の学校給食用の食材は、学校長と業者で契約を取り交わし ています。したがって、直接学校に納品され、栄養士が日々、産地の確認をし ています。各学校には安全な食材確保のため、納入業者との連絡・連携を密に とっていくことや、食材の産地等についての保護者からの問い合わせに説明で きるよう通知しています。 なお、不安が解消されない場合には、学校と相談してお弁当を持参できるこ とを申し添えます。その際の給食費返金に関しましては、学校長と相談してく ださい。 5 学校給食用牛乳の安全性について 本市の学校給食用牛乳として納品している業者は、千葉北部酪農農業協同組 合 (八千代牛乳)と協伺乳業の2社です。原発事故発生後、この2社に牛乳の 安全性について問い合わせたところ、以下のような回答を得ておりますので、 より安全な牛乳の提供に努めていただけるものと判断しています。 ・八千代牛乳回答:原乳は千葉北部酪農農業協同組合に参加している、千葉県 内の酪農家36軒から納められており、原発事故後、すぐに酪農(牛乳)及び、 肥育 (牛肉)の生産者に対し、原発事故以降に刈り取った牧草等の自給飼料を 牛に与えないよう指導・徹底しています。また、自主検査として定期的に牛乳 の放射性物質検査を行い、ヨウ素131、セシウム134・137ともに暫定基準値以 下となっています。今後も、給与飼料の管理の徹底や定期的な製品のモニタリ ングを実施し、安全性の確認を継続してまいります。 ・協同乳業回答:原乳は千葉県、北海道、岩手県、群馬県から納められており、 出荷制限のかかっていない地域のものであり、日々、受入量の割合は変化しま す。学校給食用は千葉県産を多く使用しており、千葉県産につきましては、4 つのクーラーステーションを通して原乳を仕入れています。なお、クーラース テーションでは、定期的にモニタリング検査をしています。今後についても、 厚生労働省の指示に従い冷静に対応してまいります。 ご理解のほどお願い申しあげます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年07月07日 13時03分29秒
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