宮崎の新緑の息吹を浴びて
4泊5日の日程で、宮崎を訪れ、昨夜遅く、一息で岡山に帰り着いてきました……21夜のうちに岡山を発ち、四国に渡って、松山道を西へ……大洲インターで降りて、八幡浜まで一般路を走しり、明けて翌22日早朝のフェリーに乗船。2時間15分の海上の旅は、大分の臼杵へと続いています。このフェリーの深夜便は、到着後も朝の7時まで船内で仮睡できるので、なかなか便利です。九州は、朝から日差しが強く、7時でもまぶしいほど……陸路を延岡に向かって南下する前に、少し時間の余裕があったので、臼杵石仏と呼ばれる国宝の磨崖仏石窟を訪れてきたのですが、このすばらしい石仏群を寄進したのは、日本昔話に出て来たような炭焼きの真名野長者とか……古園石仏の大日如来を中心とする13仏の立ち姿が、とりわけ印象に残ったしだいです。臼杵石仏延岡でのコンサルテーションは、22, 23, 24 の 3日間……25日は day off として、県南の青島神社や、照葉樹林で有名な綾町を散策……綾では、照葉樹林の渓谷にかかる高さ142メートルの吊り橋を渡り、樹林のなかの遊歩道を1時間以上もたっぷりと歩きまわってきたのですが、1日おいて、今日の午後から、筋肉痛が顕われはじめたようです。森は、いたるところでカリフラワーのように見える、照葉樹林の白い花が咲き乱れ、若葉に透過する光が、グリーンのコントラストを描き出して、何よりの眼のごちそうでした…… 翌26日は、フェリーの港への時間が迫るぎりぎりまで、高千穂の峡谷や神社をめぐる旅……前からボートを漕いでみたいと思っていた高千穂峡谷は、水量もちょうどぴったりで、青い水をまんまんとたたえた峡谷の流れをゆったりと遡り、飛び散る滝のしぶきや、岸壁の光と影の陰影……岩場のはざまから顔を出すどこまでもフレッシュな緑の新芽の息吹を存分に味わうことができました。