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テーマ:相撲(1886)
カテゴリ:音楽・スポーツ
大相撲初場所を目前に控え、朝青龍がピッチを上げている。横綱同士、白鵬との稽古では「思ったより強い」と白鵬の口から言わしめたほどである。
一連の大騒動から数ヶ月が経たったが、当時マスコミや相撲関係者そして相撲ファンから落胆の声が聞かれ、バッシングの荒らしに見舞われ、心身共に相当のダメージを受けたのではないかと思われたが、そんな事があったのかと、過去の不祥事を忘れさせるほどの気合が入った稽古だった。 本来なら数ヶ月も土俵や相撲の世界から離れていれば、身体も心も大きなダメージを受けるのだが、朝青龍は違った。 彼の復帰振りが予想外の展開を見せる中、横綱審議委員会から厳しい言葉がつき付けられたが、そんなことに動揺することなく、「我が道を行く」を貫き通す朝青龍。 彼の心には「日本人には負けない」という闘争心が燃え上がっているのだろう。これは紛れもなく朝青龍から日本人に対する「挑戦状」である。 日本相撲協会は朝青龍の確固たる強さを認めている。彼を引退に追い込めない理由のひとつがそれである。高砂親方の指導力不足が指摘され、それが相撲界全体に及び相撲人気を低下させ、更に国技を侮辱されながらも何ら手の打ち様がない相撲協会の体たらくが生んだ現在の土俵。 相撲に興味がなかった人たちが朝青龍を見に来る。観客動員数にどうしても朝青龍は欠かせない。これが大相撲の弱点である。人気と実力を兼ね備えた力士が少ない中で、興行成績を何としても上げて行かなければならない。矛盾を押し曲げていよいよ注目の初場所が始まろうとしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.12 10:05:03
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