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テーマ:相撲(1777)
カテゴリ:その他
ところが、僅か一ヶ月余りで手の平を返したように関与を認め、更には琴光喜以外にも多数の力士が賭け事に手を染めていることが発覚。 数十人以上の関与が明るみに出ている以上、関与した力士全員の名前を公表することが相撲協会の責務である。 部屋ぐるみでの関与が明るみに出たことで、角界は一気に夏を迎えることなく冬の時代へ突入。 野球賭博と言えば思い出すのが「黒い霧」事件。 1969年~1971年にかけて起こった、日本プロ野球の八百長試合のことである。 この野球界最悪の醜聞で数名の選手が永久追放となった。 この厳しい処置と比べると相撲協会は力士たちに対し、非常に甘い。 厳重注意か「名古屋場所自粛」程度で蓋を閉めて終わりにしてしまうようであれば、多くの相撲ファンを失うことになる。 横綱の品格を問われ、事実上角界を追放された「元横綱朝青龍」への対処と比べてみても、一人の首を切って安泰を手入れるという、全体主義の最たる見本だ。 野球賭博だけでなく、賭けマージャンや花札等が日常的に行われていたことも伺える。 親方は弟子が可愛いのではなく、恐いのいだろう。 だから見て見ぬ振りをするか、注意はするものの「バレなければいい」と言う、品格などとは全く逆の立場で土俵の外は無法地帯。 品格とは何かと問われて応えられる相撲関係者はいるのだろうか。 モラルなき相撲道の今後は俵が荊に入れ替わり、それを踏むのかどうか相撲界全体に重く圧し掛かっている。 関与した力士全員を引退させれば、相撲はその時点で長い歴史を閉じることになるやも知れぬ。 しかし、「うみを出す」と宣言しているのであれば、それも覚悟して徹底的に調べあげ、場合によっては相撲教育の一新も必要かと思うのだが。 この際NHKも相撲の放送を自粛したらどうかと思う。 暴力団と相撲界の繋がりは今始まったことではなく、その歴史は意外と長い。 相撲に限らず芸能界や音楽界そして政治家、宗教団体、NPO、と関係を持つ組織は至るところに転がっている。 警察でさえ、場合によっては暴力団を利用し犯人逮捕や情報源として彼らを野放しにしている。 つまり、暴力団は必要悪だと言えるかも知れない。 だからこの地上から暴力団が消え去ることはないのだ。 父が生前話していた中に相撲の地方巡業の話題があった。 父の所へ相撲巡業担当者らしき人が訪れ、何やら頼みごとをして行ったことがある。 それから数日経ってから舎弟分が数人父の元に訪れ、相撲の話しをしていた。 わたしの幼い記憶では場所のことだったと思う。 神戸家はわたしが産まれる以前に関取専用の旅館を営んでいたことから、相撲については祖父が非常に詳しかった。 幼いながらも何故相撲の相談を父にして行ったのか、なんとなくではあったが理解出来た。 更に暴力団の資金源になっているものが、違法行為なものばかりだと思ったら大間違いである。 わたしたちが普段利用する自動販売機でさえ、その売り上げの一部が暴力団に流れているのだ。 つまり、わたしたちは気づかない内に暴力団へ資金提供しているのである。 裏の世界は非常に奥深く、闇の中に幾つもの闇が蜘蛛の巣のように張り巡らせれていることをお忘れなく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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