2020シーズン最終戦は追いつかれ引き分け
楽天瀧中、西武今井が先発。西武が1回に外崎のタイムリーで1点を先制。楽天はその裏、打者一巡の猛攻で6点を奪い逆転。西武は6回に愛斗の犠牲フライ、金子の内野ゴロで2点を返す瀧中は5回1/3、8安打4失点で降板。西武は7回に外崎の8号ソロなどで、2点を奪い同点とし、そのまま延長戦に突入する。延長10回は楽天松井、西武増田の、両チームの守護神が回またぎでマウンドに上がり0点に抑え、試合は引き分けに終わった。西 1100022000=6楽 6000000000=6(延長10回)今季最終戦。初回の大量点でその後守りに入ったのか、2回以降は打線が沈黙。ああこれではそのうち追いつかれるな、ひっくり返されるなと思いながら見ていたが、案の定7回に追いつかれる。その後も決定打が出ず、初回のイケイケの猛攻が最後には遠い昔の事のように霞んでしまう引き分け。今季逆転負けが30試合以上でリーグ最多と報じられており、今日もそんな今季の戦いぶりを象徴するような展開。その30数試合のうち半分でも勝ちにつなげていれば、今日でシーズンが終わるようなことはなかったのだが。今季は新型感染症の影響で試合数が120試合となり、55勝57敗8引分け、勝率.491、借金2の4位でシーズン終了。選手も球団スタッフもコロナに翻弄され、想定外の対応を迫られたシーズンとなり、ご苦労が絶えなかった事と察する。まずは係わったすべての方々に「お疲れさまでした」と申し上げたい。昨年「3位はBクラスと一緒」のような事を言った人が居たが、その理屈なら負け越しての4位の今季は最下位と一緒。昨オフ、みんなが信頼と期待を寄せていた監督を納得いかない形で辞めさせ、今季もシーズン中のトレードがその後の駒不足につながるなどしてのこの結果に、すでにSNSなどでは首脳陣の進退について厳しい意見や書き込みがあふれている。この状況で来季へ向けての期待が持てるだろうか。続投するにしても入れ替えるにしても、立て直しと信頼回復に向けて難しい舵取りが必至となる。コロナの影響で開幕が6月となり、無観客試合を経て、私たち夫婦もMAX5000人規模での観客動員が許された後の7月15日から今日までの48試合を観戦。観戦成績は22勝22敗4引分け、勝率.500。感染防止に気を配りながら、ある意味緊張感を持っての観戦が続いたが、そのせいもあってか、振り返ってみてわくわく感がどれだけあったか、正直あまり思い出せない。強く印象に残った場面は7月15日の西武戦、7回表、涌井が西武打線をわずか3球でスリーアウトに打ち取った場面。すでに前の回までで投球数が100球を超えているなかでのこの場面に感動。忘れられないシーンとなった。来季はコロナもある程度落ち着き、チームも浮上して心底観戦を楽しめるようになることを祈るばかり。