コーヒーは飲めません

　


「フィギュア界に救いの風」

このニュースタイトルを見た時、
絶対これだと思いました。



こういうのとか。




ものっすごい超絶テクな
アキバなお方がいらっしゃって、
ものっすごい萌え～、な
フィギュアを作るんだと思いました。

ニュースになるくらいだから
相当すごいんだろう、と。


クリックしてみました。

出てきたのはこれでした。




そっちかよ！


そんな毎日の兎です。



そんなあたしがある朝起きると、
うちのママが
あたしのＴシャツ着てました。

そして一言。

「兎。これ、お母さんもらったから。」


タンスから引っ張り出してきたやつを
手に持って、
とかじゃありません。

すでに着ています。
着用済み。


「これもらっていい？」
とか、せめて
「もらうから。」
ならまだかわいい。

「もらったから。」
過去形。
すでに取引終了。


洗濯して干してたのを、
あたしのタンスに戻すことなく、
そのまま着たあげくの台詞。


「・・・・いいけど、べつに。」
もうボロボロだし。


「おそろいでピンクもあったよね。
　あれももらうから。」

そうね、あったね・・・・
今ハンガーに吊るされてるよね、
洗濯終わって。


「もらうから」っていうのは、
「もらってもいいよね？」的確認ではなく、
すでに決定されてることの
報告をしてるだけだよね。

まあ、クリーム色の方は、
もう着ちゃってるしね。

今更確認とかいらないよね。


なんでも、母親いわく
このＴシャツは、
えりの開き具合がちょうどいいのだとか。

「上着から見えないＴシャツない？」
と聞かれて、一度貸した時に
味を占めたらしい様子。


「いろいろ探してるのに、
　Ｌサイズでちょうどいいのがないのよ。
　この薄さでこのくらい襟が開いてるやつが
　ちょうど欲しかったの。」


そう、「元」あたしのＴシャツは
Ｌサイズ。
でも今あたしが買う洋服は全部Ｍサイズ。

ということはよ、
そのよれよれＴシャツは
１０年くらい前の購入品？


あたし、１０年ほど前は
今より１０ｋｇ以上太ってて、
Ｌサイズ着用でした。

でもあれ以降やせて、Ｍしか買ってないから、
あたしの持ってるＬサイズは
多分１０年前の品。

あたしの洋服の中で、
最古級ですよ、お母さん・・・


買ってからしばらく着なかったから、
１０年着てるってわけではないにしろ、
もう相当によれよれ。

しかもインナー用なので、
１枚９８０円だった記憶が。


「これもらうからさ、
　代わりになんか買ってよ。」

ママンが言いながら置いてったお札は
諭吉さん。


１０年前に買った、９８０円×２枚のＴシャツが
１万円かあ。

いい商売だなあ。


わらしべ兎です。