コーヒーは飲めません

　

「３９．３ある・・・」
「え？体脂肪率？」
「いや、体温・・・」
「・・・・・・・・・・・はあ！？」

じーじ（全身のお肉が羽二重餅）が
熱出しやがりました。


ばかじゃないの！？
ってくらい高熱なわけですが、
とりあえず指示を出します。

「水分だけはがぶがぶ補給しろ。
　夕飯は？
　食べてない？
　固形の冷たいもの、何かないの？
　ない？　
　何も胃に入れられないなら、薬は飲むな。
　今は危険だから動くな。
　今すぐ寝ろ。」


これが２０：００前。
で、２２：３０に電話がかかってきました。

「どうしたのよ！！！」
「あ、いや・・・
　眠れないからコンビニ行って、
　何か買ってこようと思って・・」

何事かと思うでしょうに。


「動くなって言ったでしょ！
　コンビニってどんだけ先よ！」
「んー・・・
　歩いて１～２分。」


あ、そう・・・
田舎のコンビニみたいに、
車で移動する距離じゃないのね・・・


「ねえ・・・・」
電話口から、じーじのちょっと頼りない声。

「何？」
どきっとする兎。

「モツ煮込み食べたい・・・・」


・・・
なあ、一回殴っていい？
あんた、３９℃超えてんだよね？
体温。


「今、モツ食べたら、死ぬと思う。」
冷静にお返事。


とかやりつつも、熱は３～４日で、
どうにか３７℃くらいまで
さがりました。


しかし、ただの風邪にしちゃ熱高すぎるし、
インフルエンザかも、
なんて思ってました。

最近流行ってるらしいし。

沖縄でね・・・


が、どうやら違うっぽい。
「上から入れたのもが、
　そのまま下から出てくる。」
らしいです。

つまり。
発熱・下痢ってことで、
どうやら食中毒のような雰囲気です。


だから、この時期の拾い食いは
注意しなさい、ってあれほど言ったのに！

３秒ルールは守らなきゃだめだって！


「でも、あたしと一緒にで遊ぶ日じゃなくて
　よかったねー。」
「あー、会う予定あったら、行ってるな。
　で、隠せるまで隠し通そうとして、
　ばれてるなきっと。」

無理だと思うよ。
動けないでしょ。


「でさ、俺さ、熱で上の空じゃん？
　きっと兎に
　『じーじ、今日話聞いてなーい　＞＜。』
　ってすねられてる、に９円かける！」

をいをい・・・
あたしが、３９℃の熱に気づかないと
思ってるってことだよね・・・


「じゃあ、あたしは、
　すねる前に熱に気づくに、６円！」

うん。
気づく自信ない。


基本的にじーじは、
普段からあたしの話を聞いてないので、
って言い方は反論きそうだから、
変えるか。

えー、じーじはあたしの話を聞いてないことが
多々あります。


「うん。」
って返事してても、言葉が左から入って
右に抜けてたり、
返事すらしないこともけっこう。

そういう時は、
「ねえ、聞いてる？」
って確認したりするわけですが、
「今までさー、誰かに
　『話聞いてる？』とか言われたことある？」
って質問してみたら、
「いや、ないぞ。」
って。

あたしにだけかよ、その態度・・・


まあ、一人でチャン・ドンゴンの真似して
笑いながら歩いてるようなあたしの話は、
あんまりまともに聞く気にならないのも
ちょっと分かるような気がするけど。


だから、熱があっても、
話聞いてないのはいつも通りだから、
あたしは気がつかないと思う。


ところで、これでいてウルトラ心配性なあたし。

自分自身のことはどうでもいいわけですが、
自分以外のこととなると、
ありえないくらい心配をしてしまう。


３９℃熱がある、とか聞いたらね、
そりゃ心配しますよ。

まだ、目の前にいて世話できるならいいけど、
そうじゃないし、半パニック。

あまりにも心配しすぎて、
先週始めにくる予定だった生理が来ない。


まあ、これ読んでる中に、
お子様はいないだろう、と予想して、
こんなこと書いてるわけですが、
生理こないとさ、あたしとじーじは
別の心配をしなきゃならんわけです。


「生理こないんだけど。」
「・・・・・・・・・・・・・・・まじで？」

嘘つくか、こんなこと。


とか言っても、今更どうしようもないわけで、
まあ、もうしばらく待ってみようかね、と。




つづく