テーマ:愛しき人へ(903)
カテゴリ:エッセーっぽい匂い(恋愛・外見系物)
だから、いつも通りなんですが、 日曜のじーじは、 スイッチが入ってました。 「せつなさスイッチ」オン でした。 ひどく感傷的。 とにかく泣きまくり。 その後夕飯に、 いつも通り焼肉食べに行ったんですが、 焼肉屋さんでも泣いてるし。 もともとね、猫カタログから 話が発展した、と書いたじゃないですか。 何もなんの脈絡もなく、 猫と将来が結びついてるわけじゃないんですよ。 じーじは実家で猫を飼ってます。 じゃあ、じーじと一緒に住もうと思ったら、 猫もくっついてくるのねえ、 って話から流れたわけです。 焼肉屋さんで、 また猫の話になりました。 大人になった猫は、 あたしに馴れないんじゃないか、 とか話をしてたわけです。 「あ、じゃあさ。 3ヶ月くらい、あたし猫預かって、 猫と2人で暮らしてみるよ。 そしたらさ、 あたしになつくかもしれないじゃん? その間、じーじは家こないでよ。 あ、でも土・日くらいは 遊びきていいよー。」 軽いノリで。 でも、じーじの返事無し。 そこで気づけ。 あたし。 「でさ、3ヶ月たってもだめなようなら、 さらに延長で3ヶ月。 そうやっていったら、 そのうちきっと馴れるよねー。」 あははー、なんて笑いながら じーじ見たら、 またもや、ぽろり。 な、な、な、な、な、なんでよ! どこがまずかった? 何がいけなかった? 「俺さ・・・ 3ヶ月もいらないの・・・? 3ヶ月も、いなくても平気なの・・・?」 それか! 「違う違う違う違う! 今は、それが話のポイントではないじゃん? 猫がどうやったら馴れるかなあ、って 話じゃん?」 「だって・・・ 家くるな、とかさ・・・ しかも、さらに3ヶ月延長って・・・ 半年も会わなくても平気ってことでしょ・・・?」 お目目うるうる。 in 焼肉屋。 「待って待って待って待って。 そういう話じゃないよね?」 「俺、いたらだめなの? 一緒にいちゃできないことなの?」 今は何を言ってもだめだわー。 いじいじモード&泣き泣きモードになってるし。 しかし、なんでこうもかわいいのかしら。 しかも、お箸を置いて熱弁ふるうあたしの口に、 目うるうるさせながらも、 肉を運んでくるじーじ。 泣きながらも世話は忘れないらしい。 さらに猫話が続きます。 あたしは自分で飼いたい猫の種類がいます。 でもじーじ実家の猫とは 違う種類です。 「うちのと新しいのと 2匹飼えばいいんじゃないの?」 じーじの提案。 「いや、実家から猫連れてくるなら、 新しい猫はいらないかな。」 「なんで?」 「あたしさ、なんでもそうなんだけど、 何か一つしか愛情の対象にできないのよ。 じーじの実家の猫がくるなら、 それだけに愛を注ぎたいの。」 ってじーじ見たら、 ぽろり。 ちょちょちょちょちょ・・・・ 待った待った待った。 ・・・・・・・・・・・なんで? 「何何何、今度は何で泣いちゃったのー?^^ んー?^^ 何がいけなかったのー?^^」 もう、なんか違う境地に入りつつある兎。 「だっ・・て・・・ 一つしか・・・ じゃあ・・・猫・・ 俺・・・・・・」 いっぱいいっぱいで、 半分くらいしか言葉にできないじーじ。 ゼスチャー交えて、伝えてきます。 解読したとこによると、 つまり 「一つの対象しか愛せないってことは、 猫をかわいいと思ったら、 俺のことは愛せないってことでしょ?」 と言いたいらしい。 「あたしが今言ったのはー、 ペットという分野で愛する対象は、 1匹だけでいい、って話だよー。^^ 人間は別だよー。^^」 「だって・・・ さっき、猫も人も同じだ、って 兎、言ってたじゃん・・」 あ・・・ 言ったね。 言っちゃったね。 でもそうじゃなくてさー。 いろいろ説明しますが、 なにしろいつものあたしと同じ いじけモードも入ってるので、 ちょっとやそっとじゃ 納得しません。 「理解できた?」 聞いても、涙目で首を横にふってばかり。 いろいろ話はしていたいけど、 でも時間は有限。 すでに帰りの時刻。 駅に向かいます。 じーじは凹みまくってるので、 一言もしゃべらず。 ひたすら無言。 でも手はぎゅーっと握ったまま。 in 新宿。 「上野までくるの?」 聞いたら、無言でこくっと。 電車の中も無言。 凹んではいるけど、 「せつなさスイッチ」が入ってるので、 ラブラブモードも発動中らしい。 電車の中で密着。 全然しゃべらないのに、 電車でべったりくっついてる 不思議カップル。 あまりにも凹みまくってるので、 帰りの電車を遅らせて、 少し一緒にいようかと考えていました。 でも、それはだめだ、と。 一緒にはいたいけど、 帰りが遅くなるのは心配だからだめだ、と。 じーじはすんごい心配性。 デートの後も、 家についたらちゃんとメールしないと 怒られます。 まあ、終電1本前の電車で、 今更遅いも何もないんですが 言うこと聞いて、 素直に早い電車で帰ってきました。 でもやっぱり、いざ改札行こうとすると、 「んー・・・」 とぐずりだす。 離れるの嫌なのね。 今日は最後までかわいいねえ。 最後はデフォのちゅーで締め。 楽しい日曜でした。 あたし、相方に泣かれるのって 嫌じゃないんですよねえ。 普段は聞けないことが聞けるし、 見えない表情も見られるので、 あたし、愛されてるなあ、って 満足できます。 特にじーじは、いつもはSで強気な分、 たまに泣いたりすると 効果があるんです、あたしには。 ちなみに、この日記、 検閲通さないで出してしまいました。 交換条件怖すぎ。 でもめげずに、 またじーじ日記書く予定です。 兎です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.09.01 19:33:04
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