テーマ:食べ物あれこれ(50326)
カテゴリ:エッセーっぽい匂い(一般物)
茨城の実家から、丸干しの乾燥いもが送られてきました。 「干し芋」ね。 これをじーじ実家やらじーじ婆さま宅やらに届けてきました。 「茨城産の丸の干し芋はおいしいけど高いのよね。」 と言われましたが、まったくそうだと思います。 うちの親は毎年、決まりの行商のおばあさんから乾燥いもを買っていて、 今年もその予定でした。 んで、そのおばあさんが前に来た時に、 「今年はたくさん芋買うからね。」 と話したところ、 「いっぱい買ってちょうだいねー。 よろしくねー。」 なんつってたもんだから、あてにしてずっと待ってたのに、 待てど暮らせど乾燥いもはやってこない。 聞いてみたら、 「今年から乾燥いもはやめたんだよー。」。 なら早く言え! 「よろしくねー。」 とか答えるな! ってことでうちの親は、今年は知人に紹介してもらったところに、 買いに行ったんだそう。 で、そのうちの親が新しく買いに行った芋屋さんですが、 なんでもすごい人気のあるところで、普通に行っても買えないのだそうな。 親いわく 「芋御殿だった。」。 家+工場がくっついてて、そこに直接買いに行ってきたらしいんですが、 その家がどれだけすごい豪邸か、工場がいかに手入れが行き届いてるか、 んで芋がどれだけおいしいか、 うちの母親は電話口で一人で興奮してしゃべりまくってました。 でも、 「あんたね、今までのあのおばさんのより1袋あたり300円くらい高いけどね、 300円の価値はあるよ! すんごいおいしいから!」 と、60年近く茨城に住む母親が大絶賛するだけあって、 届いた乾燥いもは本当おいしいものです。 いやあ、ありがとうお母さん。 来年も頼む。 でね、乾燥いもって「おやつ」じゃないですか。 それは分かるんです。 が、実家だと、休日のお昼とか、昼食と一緒に出てきたりするんですよね。 芋。 「おやつ」って言っても、ケーキとかスナック菓子とかとは、 ちょっと違うじゃないですか。 ほら、「さつまいも」っておかずになるでしょう? てんぷらとかサラダとか。 だから「乾燥いも」も同じような立ち位置なんですよねー。 あたしにとっては、それが普通だったので、 同じような感覚で食事のすぐ後に乾燥いもに手出したら、じーじに怒られました。 じーじにとっては「乾燥いも」はあくまで「おやつ」でしかなく、 じーじ実家は「食事」と「おやつ」は完全に切り離しているんだそう。 「食事」が終わったらすぐ「おやつ」を食べていいものでもなく、 時間をあけないといけないおうちらしく。 もうお互い意味わかんないんですよ。 あたしはあたしで、いきなり 「ご飯食べるな!」 って怒られてるようなもんだし、じーじはじーじで、 「おなかすいてるなら、おやつじゃなくてなんでご飯を食べないんだ!」 って思ってるし。 育ってきた環境の違いですね。 思えばうちは、そういうとこがけっこうルーズ。 食事と一緒に芋が出てくる、と言いましたが、 基本的に食卓の一角に「おやつコーナー」があって、お菓子が常備されてます。 だから、普通に夕飯終わってすぐでも、うちの親なんかは、 そのまま手を伸ばしてお菓子を食べてたりします。 ご飯食べないでおやつだけ、というのは許されませんが、 その他はわりとけっこうなんでもありです。 さすがに子供の頃はそういうことはありませんでしたが、 ある程度の年齢になってからは、食事の境界線が曖昧。 「乾燥いも」なんかは「健康食」なので、 「便秘もなおるしお肌きれいになるし、白飯も芋も炭水化物だし同じなんだから、 芋食っときゃいいよ!」 ぐらいの、むしろ推進食です。 秋になると、あたしの起床時間に合わせて焼き芋が焼かれてたりするし。 しかも一度に3本とか焼きます、うちの親。 そんなに食べるか! 「あ、昨日のケーキが1つだけ残ってるから食べちゃって。」 とか言って、朝ごはんにケーキが出てくることもあります。 やっぱうちの実家がルーズなのかなあ。 でも、白飯控えて乾燥いも食べるくらいは許されると思うんだけどなあ。 他の家庭はどうなんだろう、とけっこうここ最近の疑問です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.26 15:36:34
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