カテゴリ:人生を学ぶ
6歳の頃から中日ファンであった自分の待望の監督が昨年秋中日ドラゴンズに就任した。落合博満である。 ロッテ時代からその豪打にみとれ、1987年に中日ドラゴンズに移籍した時には子供心に非常に大感激し、その翌年には不動の4番として優勝に導いてくれた。 そしてなによりも自分をひきつけたのは時よりテレビで報道されるコメントから伝わる彼の理論、そして晩年から引退後に彼が著した彼の書籍である。それらの情報からは実践経験から落合が構築した理論がぎっしりつまっていた。 世の中にはそのちょっと偉そうな口調、そして態度をみて落合を毛嫌いする人も数多いが、実戦での猛打、そしてそれを裏付ける理論は私の関心を話す事はなかった。 そして彼が1998年を最後に現役を引退後、年々マスコミから彼が姿を消していく中、低迷する中日ドラゴンズの監督に落合はどうかと内心思っていたが、FAで巨人に移籍したのでそれはないかと思っていたら、2003年シーズン終了後、阪神星野への対抗意識的な雰囲気の中で落合監督就任のニュースが伝えられた。 そして今年の優勝。その1年の軌跡が書かれているのが、この書籍である。野球人落合に心底惚れ込んだフリーライターが1年間落合に密着した記録である。 キャンプインから開幕までの軌跡を読んだ時点で既に自分の心は熱くなった。チームのメンバーの心をいかにつなぐか、日本一という最終目的を見据えた上での大局観(「まだその段階ではない」というコメント)、自分の一流選手であった時代の経験から出る選手としての気持ちの割り切り方の現役選手への伝導・・・ あげればきりはないが、自分が考えに考え抜いてそれを実戦していく落合の姿勢が記録されたその内容に思わず電車を乗り過ごしそうになったほどである。 以前に自分は技術者は選手であり、マネージャーは監督・コーチにあたると日記に書いたが、落合の行動・考え方は自分の目指すべき道、行動理論を考えるのに非常に参考になる。 まだ開幕までしか読んでないのにこの感動でシーズン中の波乱万丈に満ちた記録を読んだらどれだけ感動してしまうのか、非常に楽しみである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 13, 2004 02:47:39 AM
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