Beauaide checks it !

「どうせ死んじゃうんだから好きなもの食べて死にたい！」

そう言う親に頭を痛めたのは２０年位前でしょうか。

野菜を残す父と

たんぱく質を摂らずに

炭水化物ばかり食べる母に

「そんなに簡単に死なないよ！

好きなものだけ食べていると

年取ってから病気になって

辛い思いして生きなきゃならないよ。」

そう私が言っても両親は聞く耳を持ちませんでした。

実際、二人とも脳梗塞になっていますし、

父は二度胃ガンになっています。

もちろん認知症もですし

他の病気にも色々悩まされていました。

食生活に問題を感じながらも

改善出来無いまま病気になって初めて

改善せざるを得ない人が大多数なのは

両親を見れば火を見るよりも明らかです。

健康情報が氾濫している世の中でも

本当に重要な情報を得られている人の数は限られている、

と思わずにいられません。

近年一部で話題になっている

「糖化」の怖さを知っている人は

どの位いるのでしょうか？

女性で美容に関心が強ければ

「肌に良く無いって言うんでしょ。

でも甘いもの食べずにいられない！

お手入れとか運動をきちんとすれば大丈夫でしょう。」

残念賞です！













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「糖化」をもたらす物質は

AGE（終末糖化産物）と言うもので

細胞の老化を促進させる物質です。

細胞の老化を促進させるのですから

肌だけに留まらず、骨、血管、内臓等

人体のあらゆる部位に影響を及ぼすのです。




糖の問題と言えば糖尿病。

昔は痛風と共に金持ちの病気、

贅沢病と言われましたが

いまや誰もが罹り得る病気です。

糖尿病が恐ろしいのは

様々な病気のリスクを増やす事です。

動脈硬化は２～３倍、骨折は２倍、

認知症は２倍、白内障は５倍

発症し易いそうです。

「糖尿病の家系じゃないし

そんなに酷い食生活はしていない。

運動だってしている。」

と思われるかも知れません。

私自身、学習塾で仕事を始めた当時

（３５歳でした。）

夕食の時間帯に仕事をする事で栄養不足になり

タンパク質不足の貧血から帯状疱疹になって

２～３週間仕事を休み

病院に行く度に「栄養と休養を」と医者に言われ続け

（なんだか重病人みたいで妙に嬉しかったですが

異常なだるさと疱疹が鼻の穴と

鼻の下に出来て爛れて痛いし

薬を塗っては鼻をかみ塗っては

鼻をかむ繰り返しも面倒でした。）

甘いものでもなんでもとにかく栄養をとらねばと

必死に食べていたら、

その場で糖尿病とされてもおかしくない

血糖値が出てしまった事が有ります((((；゜Д゜)))

当時のBMI値は２０前後でやせに近い標準でした。

１ヶ月砂糖の入ったものを避けたら

普通の血糖値に戻りましたが

１度でもバカ高い血糖値が出たのは

因子が有ると言う事だから

気を付ける様にと言われました。

（同時に指摘されて怖かったのは

コレステロール値の低さでした。

身長より低い値でしたが

コレステロール値が低いと

風邪もひき易いしガンにもなり易いそうです。

コレステロール値は高くなければ良い

と言うものでは無いのです。）

そして最晩年の父も糖尿病になりました。

母の用意する食事に文句ばかり言うので

文句の出ない揚げ物ばかりを

母が出す様になったからです。

その上野菜は食べ残すので

父のわがままが招いた病気と言えます。

因みに親戚で糖尿病は母方の伯母一人だけでした。

こんな風に結構簡単に糖尿病は

自分の身に降りかかって来るのです。













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今は母が糖尿病予備軍になっています。

体調を崩して色々な事が億劫になり

料理もほとんどしなくなって

私が食事の用意をしないと

白米を漬け物と食べて終わり、

と言う様な食事の仕方で済ませてしまうのです。

空腹時に炭水化物をいきなり食べる事が

血糖値を急激に上げてしまうのです。

フルコースの料理の様に

スープ、サラダ、メインの肉料理等のタンパク質、

最後にパンやご飯

と言う順番で食べるのが

理想的な食事の仕方です。

和食のコースでもこう言う順番ですよね。

食物繊維を先に食べると

血糖値の上がり方が緩やかになります。

最初に温かい汁物で身体を温めるのも

代謝を良くします。

伝統的な食事の仕方は理に叶っているのです。




身体に必要なものが自然に食べたくなる

と言われます。

妊婦が酸っぱいものを食べたくなったりする

パターン等ですが

糖分（お酒やご飯も）や脂肪に関しては

ある種、中毒の様なもので

身体が欲すると言うより

目が（脳ですね。）欲しいのでしょう。

エリカ・アンギャルさんの著書でも

白い砂糖の中毒性は麻薬並みと書いています。

トランス脂肪酸の恐ろしさに付いても言及していますが

脂肪だから太るだけでしょう、

と思っている人は多い様ですね。













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エリカさんが栄養に目覚めたのは

高校時代に大分県日田市に

交換留学生として滞在して

ホストファミリーのお婆ちゃんの作る

和食を食べて暮らしたら

悩まされていたニキビが無くなり

体調も良くなった事が切っ掛けだそうです。

お婆ちゃんが作る様な伝統的な日本食は

世界からも健康食として注目されていますが

基本的に過剰な糖分や油分は使われないものです。

（伝統的な日本食が全て身体に良いかと言うと

そう単純でも有りません。

緑茶は栄養が豊富と言われますが、

身体を冷やすものでも有ったりするんです。

エリカさんはスーパー美人ドリンクと

呼んでいますけれど。

健康法に付いては一人の専門家の提唱するものだけに

とらわれずにセカンドオピニオン、

サードオピニオンの様に

様々な情報を得るべきだと思います。）







専門家の言う事が心に重く刻まれるのは

実際に病気になったり

失敗してからなのが人の世の常です。

病気になってから後悔するのか

転ばぬ先の杖を選ぶのか

自分で選べるのに

目先の食べたいものが優先されるのも

やはり人の世の常ですね(´・ω・`)