テーマ:韓国!(17299)
カテゴリ:日常のこと・ひとりごと
「ヘミオンマ」のタイトルそのまま
私はこれでも一応オンマ(ママ)である。 妹思いの長男と兄を慕う妹(長女)…のはずなのだが、毎日毎日、暇さえあればケンカしており、お互い嫌いなのかと思うくらい、仲が良いことの方が少ない。 最近では叱る気力もなく、ギリギリまで客観視(聴)しているのだが、だいたいが「物」をめぐっての争奪戦であることが多い。 この「物」はおやつのドーナツやおもちゃといった単純な「物」だけでなく、テレビのチャンネル主導権だったり、ときには「母の愛情」といったキビシイものも争いの対象となる。 私は先に生まれた「小さな恋人」のような息子も、その3年後に生まれた「念願の女の子」である娘も、同じ位かわいいし、同じ位愛している。 その両者がお互いをののしり合い、たたき合い、蹴り合い、挙句の果てには涙を流す… 大げさかもしれないが、なんとも言い表しようの無いせつない気持ちになる。 お願い!仲良くしようよ!!2人も大好きなんだからっ! いつもわが子供達のケンカを見て思うこと。 でも、なんだかこれに似た感情が最近胸の中にある。 それは日本と韓国の関係だ。 もちろん、うちの兄妹ゲンカとはとうてい比にできるような内容ではない、奥が深い問題だ。 でも、私は自分が生まれた国・日本はもちろん好きだが、韓国も好きなのだ。 そもそも、今から約10年前、私が韓国に興味を持ち始めた理由の1つに 「韓国人イコール日本人嫌い」 というイメージが根付いていることがあった。 この頃はまだ「韓流ブーム」もなかったし、「韓国が好き」「ハングル始めた」と人に言っても「??」という顔をされた。 今より両国の交流がずっと少なかった。 「反日感情」は歴史的背景、国で受けている教育、韓国人と日本人の感覚、性質の違い…ひとことやふたことでは片付けられない問題だ。でもどうしてそこまで私たちの国が嫌い?私は嫌われると原因が知りたくなる性質だ。 ちょうどその頃、はじめて韓国を旅し、日本人よりずっと情が厚く、親しみやすい韓国の人々に出会った。 地下鉄の乗換えでまごついていると、親切に話しかけ、その場所まで連れて行ってくれたおじさん。ポヂャンマヂャ(屋台)で「日本語を勉強中です。」と片言で話しかけてきて焼酎を酌み交わした学生。屋台でキムパッ(のりまき)1本おまけしてくれたおばさん… 韓国でもらった「ちょっとしたやさしさ」をあげるとキリがない。 私が日本人だと知っていて親切にしてくる人たち。 この国は「反日感情」ではなく「親日感情」の国?本当にこの国の人たちは私たちの国が嫌いなの? と素朴な疑問が胸の中でわいてきた。 もちろん、私が出会ったのは韓国人のごく一部。 そしてその直後、日本で韓国人の友達ができ、彼女とは歴史の問題とかも踏み込んで話せる仲となったのだが、彼女をとおして、日本人を嫌う韓国人の話をたくさん聞くことができ、実態を少し知ることができたのだった。 両国の間には長年抱えてきた問題がある。解決したくても複雑だ。今「竹島問題」としてより一層こじれ、険悪になってしまっている。 今も「KBSニュース」を見ていると日本の教科書問題を取り上げている。 それから「独島(竹島)」が映り、「わが国の島」と声を大に繰り返され、かなり長い時間かけて放送している。 日本人と韓国人、両国の関係、歴史…思うことがたくさんある。 少しずつ整理して、これからも書いていきたいと思う。 ちなみにうちの兄弟ゲンカに話は戻るが、どうにも手がつけられなくなると、母の「私」が仲裁に入り、両者は腑に落ちない部分がありながらもなんとか主張するところはし、譲るところは譲って仲直りとなる。 私は両国の仲裁には入れないが… 幸いにして、私の周囲には日本に好感をもってくれる韓国人が何人かいる。 仲良しのプサンの友人は去年、日本人の男性と結婚して今は日本に住んでいる。それだけでも、とても嬉しいことだ。 だから微力ながら、今、私ができることは… そんな私のまわりの韓国人たちと心の通うつきあいをしていくこと。 100%わかりあうのは、どんな人間同士でも不可能に近い。でも歩み寄りたい。 国境を越えた関係…これなら、できそうな気がする。 今はそんなことくらいかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.05.24 00:46:45
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