Live & Die for HIPHOP

今日はTalibのNew　Videoについで。何回も言ってるけど、Talibの新作やばいです。ってことで、アルバムの中で一番のコマーシャルな曲、Mary　JがFeatしているI　Tryのビデオを見たのですが、まーはじめはどうってことないかんじだったんだけど、最終的にそのビデオの中で主人公だった少年が、ライムを書き溜めたノートを今も持ってて、それがこの曲のトラックメイカー、Kanyeだった、みたいなかんじのPVでした。ってことでいいんだよね・・・？誰か見た人居て、間違ってたら教えてください。
この曲の中で、はじめのほうに「アラビアのファーストネーム」っていうリリックがあるんだけど、よく考えたらTalibもアラビア系だよな、と思って新しい発見をした。
本当にアメリカは移民の国だ。だから、どこの場所にどの人種が居てもその人のルーツや国籍なんて本当にわからない。だから、それぞれに色んなBack　Groundがある。もちろんこのことは私も知ってアメリカにきたけど、そういう知識としての話ではなくて、実際にそういう場所で生活してみると、多種多様のルーツに驚かさせられることはたびたびだ。
だからひとくちにBlackの人といっても、アメリカに住んでいるBlackの人々にもハイチからの移民、ドミニカ共和国からの移民、ジャマイカン、アフリカン、本当にいろいろだ。私にはもちろんその見分けはつかないけれど、話してみると独特の訛りがあったりする。私は時々彼らのことをなんて呼んでいいのかわからない。そもそもアメリカ人って誰のことだろう。日本では、日本人といえばなんとなく見た目もバックグラウンドも限定されてくるけど、ここの国には本当にそういうものが何もない。アメリカ人はこうで、っていう定義が何もない気がする。ただ、この国の国籍を持ってるってだけ。
とにかく、アメリカはすべてを含めてそういうところが面白い国だ。こんなこと、日本にいたらまずありえないでしょう。だから、自分が何人でどういう文化で育ってきたか、ってこともものすごい意識せざるをえない。面白いっす、アメリカ。まーいいとこばっかじゃないけど。