カテゴリ:政治
自民党は、参議院選挙の日取りを変えてまで、2週間の会期を延長しました。会期中は1日あたり1億円の経費がかかるそうですが、有効に利用してほしいですね。 議員内閣制の場合、総理と多数派を有する議会は同一会派となるため、政権を監視するのが役目の議会は、お飾りになる可能性が大いにあります。少数意見の尊重といいながらも、やる気になれば、いつでも強行採決が可能です。 会期中、閣僚罷免など重要な事例があるにもかかわらず、多数派が委員会開催を拒否すれば、議会は機能を果たす事ができません。今回の、与党による審議拒否は、議会のありようを考える意味で、極めて重要な出来事です。この件で、新聞などマスコミは小さな記事で済ませています。マスコミ関係者の猛省を訴えます。 年金関係をふくめ、今日、安倍総理は記者会見で、耳当たりの良い美辞麗句で国民を惑わす、参議院の選挙だけを意識した声明を一方的に発表するそうです。本来なら委員会に出席し、質疑応答のなかで、発表すべきではないでしょうか。 以下記事転載 衆院決算委、与党出席せず流会・民主「前例ない審議拒否」 衆院決算行政監視委員会は4日、民主党の仙谷由人委員長が職権で開催を決めたが与党が応じず、委員会は定数を満たせないまま流会するという異例の事態になった。仙谷氏は記者団に「極めて遺憾。議事運営を多数の意のままにすれば、議会の存在理由を自ら消すことになる」と与党側を批判。5日も職権で委員会を開催すると決めた。 同委は4日、民主の委員10人が約2時間、安倍晋三首相や与党議員の出席を待った。民主党は「前例のない与党の審議拒否」と非難。自民党の鴨下一郎筆頭理事は「強引にやるのは承服できない。委員会そのものが成り立たない」と反論した。(23:26) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[政治] カテゴリの最新記事
|
|