カテゴリ:経済
中小零細企業に続き、上場企業を含んだ大型倒産が増加中です。大型倒産がおこると、連鎖倒産に巻き込まれることがあり、地方の有力企業が倒産するとその影響は計り知れないものがあります。 特に、建築、土木を中心に不動産業や、小売店などの倒産が増加しています。中小、零細企業などでは、倒産しないまでも、廃業が多くなっています。 重油高騰や、原資材高騰により、あらゆる商品が大きく値上げをしています。零細企業の当社も、売り上げは横ばいですが、仕入れが大幅に増えています。倒産しないように頑張ります。 以下記事転載 確実に忍び寄る倒産ラッシュの恐怖...3年連続の増加 (夕刊フジ)景気の先行き不透明感が深まるなか、企業の倒産が不気味に増えている。東京商工リサーチの調査によると、2008年上半期(1~6月)の全国企業の倒産件数は上半期として3年連続の増加となり、負債総額も6年ぶりに前年の上半期を上回った。福田政権の経済無策が続くなか、永田町では「各種統計の数字悪化から推測すると、日本経済は来年、さらに悪化して、ドン底を経験するのはほぼ間違いない。倒産も急増することになるだろう」(与党関係者)との声まで出始めている。
東京商工リサーチが8日発表した08年上半期の全国企業倒産状況(負債額1000万円以上)によると、倒産件数は前年同期比6.9%増の7544件で、上半期として3年連続で増加した。負債総額は19.8%増の3兆1796億円で、6年ぶりに前年同期を上回った。
倒産件数を業種別にみると、建設業が7.7%増の2120件で最多。公共工事の減少や改正建築基準法の施行が響いた。原材料高の影響をモロに受けた製造業も9.7%増の1114件。市況が悪化している不動産業も18.4%増の276件だった。
「これまでは中小・零細企業の倒産が多かったが、今年上半期は負債10億円を超す大型倒産が目立って増えている」(証券アナリスト)という。
08年上半期の大型倒産で負債額トップは、清算が決まった旧日本興業銀行(現・みずほフィナンシャルグループ)系列のケイアール不動産(東京)の約1677億円。次いで、破産した六本木開発(東京)の約1340億円となっている。
また、上場企業の倒産も目立って増加。08年上半期に倒産した上場企業は6件で、07年1年間の数字に並んだ。東証2部上場の中堅マンション分譲会社、スルガコーポレーションが今年6月に、同じく東証2部上場のシステム会社、ニイウスコーも4月にそれぞれ民事再生法適用を申請している。
「上場していても資金調達に苦慮している企業は少なくない。今後も上場企業の倒産が一段と増えるとみている」(東京商工リサーチ)という。
こうした状況に敏感に反応しているのが、永田町関係者だ。与党からはこんな声も伝わってくる。
「福田首相はどうしようもないKY(空気が読めない人物)のようだ。統計の数字悪化から推測すると、日本経済が来年、どん底を経験するのはほぼ間違いない。倒産も急増することになるだろう。解散・総選挙に打って出るタイミングは年内しかないのが実情なのに、福田首相はそこのところを分かっていない。来年になって解散すれば、どん底の経済情勢も相まって、与党は惨敗する可能性が高い」(与党関係者)
こうした認識は野党も同じなようで、野党有力筋は「来年解散すれば、景気低迷や倒産急増に対する批判は福田政権にすべて集中することになるだろう。福田首相が自らまいた種なのだから、仕方ないといえば仕方ないが」と指摘する。
倒産ラッシュは来年にかけて、勢いを増していきそうだ。
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Last updated
2008.07.14 09:33:52
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