カテゴリ:経済
先日も書き込みましたが、銀行などの貸し渋りが本格的になってきました。これでは年末にかけて倒産が触れるでしょうね。日本の場合、5~6ヵ月にもおよぶ長期の約束手形が通常の取引となっているので、一社の倒産で数社が連鎖倒産する危険があります。 運転資金の充実をはかる政府系金融機関の緊急融資枠の拡充を第二次補正予算で拡大すると発表していますが、まだその予算案すら議会に提出もせず、来年になってからとのんきに発表しています。 今回の補正予算を実現させるために、解散を遅らせたのは嘘だった事がハッキリしました。単なる麻生政権〔自公政権?)延命のために国民の就業人口の7割を雇用している中小企業を危機に陥らせている事が明白です。 速やかに解散して新政権の下で新しい予算組みをはかるか、第2次補正をすぐに提出し、与野党協議の上 速やかな実行をしてもらいたいものです。 以下記事転載 "貸し渋り倒産"過去10年で最多 (ゲンダイネット)これはもう「麻生不況」だ。麻生首相が第2次補正予算案を出し渋っているせいで、中小企業はますます窮地に陥っている。 東京商工リサーチの調べによれば、今年1~10月の企業倒産で、「運転資金の欠乏」が原因の倒産が818件と過去10年間で最多になった。今年1月は68件だったのが、徐々に増え続けて8月は83件、9月が91件で10月は99件。年末にかけて、100件を上回るのは確実だ。言うまでもなく、銀行の"貸し渋り"が背景にある。 10月30日に発表した追加経済対策で、麻生首相は、貸し渋りにあえぐ中小企業対策として、緊急信用保証枠を6兆円から20兆円に引き上げ、政府系金融の緊急融資枠を10兆円まで拡大すると発表した。合計30兆円の対策である。 「これに期待した経営者は多いでしょう。対症療法的で効果は1年程度しかないが、98年に同様の対策を打ち出した時は、倒産が前年に比べて2割も減りました。中小企業は年末の資金需要期を控え、今が瀬戸際。発動が遅れれば、それだけ倒産が増える可能性があります」(東京商工リサーチ情報部統括部長の友田信男氏) それなのに、麻生首相は2次補正の提出を年明けに先送りするという。「ポイントはスピード」と言って期待させておきながら、グズグズと出し渋る。そのせいで倒産が増えても知らん顔だ。 そもそも、社長経験のある麻生首相は"経営感覚"を売りにしていたはずだ。秋葉原の演説でも、こう語っていた。 「経営者にとっては12月の資金繰りが最も頭が痛い。なぜかって、簡単なことですよ。ボーナスを払わなきゃいかん。それに、1月は正月休みがあるから、12月に約5カ月の給料が必要になる」 渋谷のチェーン居酒屋で大学生と懇談した時にも、同じ話を得意げにしていた。しかし、企業の現場では怨嗟(えんさ)の声が渦巻いている。ある中小企業の経営者はこう嘆息する。 「そこまで分かっていながら、何もしてくれないなんて......。5カ月分と言うが、今はそんな余裕もありません。2カ月分を調達するのもやっとで、11月末は本当に資金繰りが厳しいのです。経営者の経験がありながら、なぜそんな簡単なことが分からないのでしょう?」 漢字が読めないだけじゃなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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