4選不出馬の英断を支持します。
まだ54歳の若さで、増田岩手県知事、多選の弊害を考えて、4選への不出馬を表明 この英断を尊敬します。改革派知事として活躍中の増田岩手県知事が3期(12年)で知事職(議会はありますが、アメリカ大統領のような権限をもっています)を退任すると表明。どのように優れた人であっても、同一の権力を保持していると、本人の意思に反しても、組織は新鮮味をなくし、水は澱んできます。権力が1点集中している地方団体の長はなおさらです。行政の職員も、県民、市民ではなく、県知事にゴマをすろうとしてしまいます。2期8年、長くても3期12年で、政治家である団体の長がやるべき施策が実現しない、行政能力がなければ、何年立ってもできません。知事や市長などは、3期12年で再選不可としてほしい。また、議員においても、5期20年を定年として、後進(血縁以外、同一選挙区において、血縁者の連続出馬も反対です。)に道を譲ってほしいと思います。国政は議員内閣制の為、多選禁止は難しいですが、せめて政党助成金をもらっている政党の公認は、70歳定年を組み込んでほしいものです。 以下記事転載増田・岩手県知事、4選への不出馬を表明 岩手県の増田寛也知事(54)は30日の記者会見で、来春の知事選に出馬しない意向を表明した。 増田知事は現在3期目。「多選の弊害を戒める気風と責任意識を養いながら、仕事に当たらなければならない」と述べており、福島県のダム汚職事件や岐阜県の裏金問題などで知事の多選に批判が強まっていることを意識して、4選出馬断念を決意したとみられる。 増田氏は建設省(当時)を退官後、1995年に初当選。2003年の岩手県知事選では、知事として全国で初めてマニフェスト(政権公約)を掲げて戦うなど、改革派知事の一人として知られた。 知事選には、民主党が達増拓也衆院議員(42)(岩手1区)の擁立を決めている。自民党は玉沢徳一郎県連会長らが増田氏に出馬を要請していたが、戦略の練り直しを迫られる。(2006年10月30日19時43分 読売新聞)